【ペン字練習帳で独学する?】初心者が早く上達する方法は?(教えてもらうことのメリットと独学の注意点)

硬筆(ボールペン・水性ペン・鉛筆、他)

こんにちは!

清晏(せいあん)です。

ペン字を始めたい人が真っ先に思いつく練習法として「ペン字練習帳を使う」ということが多いように思います。

通信教育を受けたり、実際にペン字教室に通ったりすると、少し費用が掛かりますが、

ペン字練習帳は比較的安価で購入できますし、著者によって字体が違ったり、内容もバラエティーに富んでいたりするので、自分の好きなものを選んで練習できます。

一方で、ペン字練習帳を使う場合は、独学になることが多いです。

独学は学びの基本なので、その姿勢は大切にしなければならないのですが、

適切な方法でないと、上達しない割に長い時間を使ってしまう、という状況に陥ってしまうこともあります。

よって、今回の記事では独学の注意点と人に教えてもらうことのメリットなどを交えながら、ペン字初心者の方が早く上達する方法をお伝えしていければと思います。

①人に教えてもらうことの最大のメリット

正攻法という名のレールに乗って練習できる

とある物事を成し遂げるには、本人にやる気があることが1番大切ですが、

その熱量を結果に繋がる方向へ導かないと、いらぬ挫折をしてしまう可能性があります。

せっかくモチベーションが高いのに、そのエネルギーを意味のない部分に放出するのはもったいないですよね。

そうした理由から、無駄な練習を省いて最短距離で結果を出したい場合は、専門家に見てもらった方が良いと考えます。

軌道修正してもらえるので安心して練習できる

今の時代は書物やネットからいくらでも情報収集することができるので、

綺麗な字のお手本もいくらでも見つけることができます。

サンプルはどんどん揃っていきますが、独学の場合、その見極めは自分1人で行わなければなりません。

ある程度の経験者であれば、分析力や洞察力が身に付いているので自己修正は可能ですが、

全くの初心者だと、目の付け所がずれてしまったり、最終的に正しい判断ができるまでにかなりの遠回りをしてしまうこともあります。

一方で、教えてくれる人が身近にいれば、適切なアドバイスをもらえるので、それに従って修正していくだけで成果が出ます。

②独学のメリットとデメリット

独学の定義

独学の定義は人によって違う部分もあるかと思いますが、

スクールなどに通わず、自分の集めてきた情報を頼りに1人で学習していくスタイルのことを指す場合が多いように思います。

独学のメリット

独学を成功させる人は、必要な情報を集める力、それを適切に扱う力、最適な方法で継続する力が備わっている人です。

そういう人は、もともとそういう素質が備わっているというより、既に別分野で経験を積んだことで独学の方法を体得した、という人が多いように思います。

独学のメリットは、失敗経験を通して試行錯誤しながら、自分のやり方を確立する自律の精神が身に付くところだと考えます。

独学のデメリット

趣味でやる分には問題ないですが、硬筆検定を受けたかったり、硬筆コンクールに作品を出したいとなった場合は注意が必要です。

客観的な視点で自分の字を分析し続けることに慣れていないと、上手く書けた「つもり」になってしまう恐れがあるからです。

自分しか、自分の字を判断できる人がいないので、自分が上手く書けたと満足してしまえばそこで成長はストップしてしまいます。

逆に、上手く書けているのに神経質に追い込み過ぎて、最初に書いた字の方が良かった、なんてことになる場合もあります。

どちらも、自分の思い込みがそうさせてしまうのですが、これは誰でも起こりうることだと私は考えています。

独学の場合は、練習態度、分析力、洞察力、あらゆる面でオールラウンダーのようにならなければなりません。

③「完全な独学は存在しない」という前提に立ってみると…

私も独学で乗り越えたいというこだわりがあった

私は小学校5年生の途中まで書道塾に通わず、自分で練習することにこだわっていました。

学校でも「書道を習いに行ってないのに、字が綺麗に書けるなんてすごいね。」と褒められていたのが嬉しかったんですよね。

この時期の私は外の力に頼らず、自力で向上させていきたいという気持ちが強かったんですね。

独学から書道教室へ

ただ、小学校高学年ともなってくると書道塾に通っていく子たちはどんどん上手くなってくる時期に差し掛かってきます。

正直、私も今の練習を続けていても伸び悩むだろうという不安感は抱えていました。

そんな時、母親に言われたのです。

「書道教室に通っていない割に上手いのと、誰が見ても綺麗な字を書けるのはどっちがいい?」

…この言葉を聞いて、自分のプライドは捨てることにしました。

きっと、自分でやり続けてもそれなりの結果は出た可能性はあります。

ただ、その場合は、自分の望む結果を出すまでに長い年月をかけてしまったと思います。

当然ですが、書道の先生は自分より圧倒的に能力が高く、自分が知りたい答えも知っているわけです。

この世で発見されてないものを見つけようとするならば、独学は覚悟しなければなりませんが、

私はそこまでのレベルには達していません。だとしたら、専門家に頼った方が自分の能力を早く高めることができる、そのように考えました。

④ペン字練習帳をやってみたけど上手くならない理由

練習量が少ない

単純に練習量が少なければ上手くはなりません。

使用しているペン字練習帳にもよりますが、一つの題材につき、練習欄が3〜5マス(行)というものもあります。

そのペン字練習帳が悪いというわけではないですが、少ない回数しか練習しないと上手くなるのは難しいと思います。

なので、ペン字練習帳とは別に練習用の紙やノートは準備しておくといいと思います。

いつの間にか自己流の練習法になっている

慣れてくると客観視する意識が薄れて、自己流が混ざり始めます。

美人は3日で飽きるという言葉がありますが、綺麗な字も、見ているうちに細かいところまで意識を配ってみようとは思わなくなります。

しかし、敢えてそこでじっくり観察して分析し続ける必要があるのです。

「何故、この字は美しいのか?」

「私の字とは何が違うのか?」

そういった問いかけを、繰り返すことで1つの字から多面性を感じ取って、新たな発見をし続けなければならないのです。

こう考えると、美しい字を書きたいと思う気持ちは、一途な恋と似てるのだと思います。

⑤お金を節約するvs時間を節約する

時は金なりという言葉がありますが、お金と時間のバランスは大切ですよね。

お金より時間が大切だと思いつつも、「現時点でお金がなくて切羽詰まっているのだから、こんな時に時間を大切にしている場合ではない!」という人もいると思います。

そういう場合は、お金に余裕ができるまでは独学を頑張って、途中から専門家に習うという形でもOKです。

何はともあれ、自分が置かれた現状と照らし合わせながら決めることが大切ですね。

⑥まとめ

初心者が早く上達するには、専門家から教わることが近道になると思います。

とはいえ、普段から本人が継続して取り組むことが大切ですし、上達のスピードには様々な要因が絡みます。

誰かに教わる、というのは上達を早める為の選択肢の一つとして、捉えていただければと思います。

 

それでは、今回はこの辺で( ・∇・)

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