こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今回の記事は、「本気で上達したかったら、その道のプロに教わろう」というテーマでお話していきたいと思います。
誰しも、何かを始めるときは、どのような手段を使って目標を達成しようか考えることと思います。
字の練習も同じで、上手くなるための手段や方法がいくつかあるのですが、
特に皆さんが悩むのが、「プロに習うか、独学のみでいくか。」というところだと思います。
独学は全ての学びのベースとなっているので、どんな手段を選んだとしても必要ではあるのですが、
プロのサポートを受けるか、受けないかによっても結果の出方が変わってくるので、
今日はその部分について詳しくお話していきますね。
①初心者が独学でない方がいい理由

私は、自分の中だけで考えて練習することは避けた方が良いと考えています。
特に初心者の方には、独学はあまりおススメできません。
自分の力で何でも乗り越えていきたいという、自律の精神が強い人は、
テキストや本を使って独学でやったり、自分で解決しようとしたりする人が多いと思います。
もちろん、ペン字の練習では学問と同じで「独学する力」は非常に重要です。
ただ、学校の勉強のように知識を頭に入れるだけではなく、スポーツのように実際に技術があるかまでを問われるのがペン字です。
自分だけで何とかしようという気持ちが強いあまりに、人に頼れなくなると
練習法を探すことに時間を割き、いつまでも練習方針が定まらなかったり、自分のやり方に確信が持てず、練習に身が入らなくなったりしてしまうことがあります。
「これは、自分には合わない。」
「今やっているのより、こっちの方がいいのかもしれない。」
「この練習法はダメ、あの練習法もイマイチ…。」
というように、何が正しいかも分からないまま、深みにはまっていく可能性がありますし、上達スピードも上がらず、練習自体が楽しくなくなっていきます。
「今の私に必要なのはこの練習で、そのためにこのテキストで学ぶ必要がある!」
というように、目的が定まっていればいいのですが、
「とにかく、今のままではダメだから、手当たり次第に方法を変えてみよう。」
とかであれば、混乱した挙句、遠回りをしてしまいます。
【プロに教わるメリット①】練習方針を示し、サポートをもらえる

プロはその道の「成功の権化」みたいなものなので、
完全初心者の人が独自で練習方針を立てるよりも、プロに相談した方が上手くいきやすいです。
「この先生と私は能力も置かれた状況も違うから、参考にならないな。」
と、思ってしまうかもしれませんが、その道を極めていない人の直感は外れやすいです。
つまり、何が言いたいかというと、
プロのアドバイスはひとまず素直に信じて、
その練習指針が最適解かどうかを自分の想像だけで判断せずに、行動に移すことで確かめていきましょう。
特に、字のプロは、体系化された美しい字の理論を持っていて、一見難しそうなところや、気づきにくい改善点をシンプルに教えてくれます。
身体が歪んだら、整体に行って施術をしてもらうように、
字の方もプロに頼って、そしてそこで独学のやり方を学ぶというのであればいいと思いますね。
②余計なことで悩まずに済む

折れなくていいところで心が折れる原因
悩むポイントがずれていると、折れなくていいところで心が折れてしまいます。
例えば、
「理由は分からないけれど、なんだかずっと同じような字を書いてしまってなかなか上達しない。」
と、悩んでいたとしましょう。
もし、「理由は分からないけれど」と、感じているまま練習を続けているのであれば、その悩みは練習の足かせになってしまいます。
「理由が分からない」ということは、「解決するための情報や術を知らない」ということです。
分からないのであれば、いつまでもモヤモヤしたり、自分の頭だけでぐるぐると考えたりするのではなく、「調べる」「プロに質問する」するようにしましょう。
私も悩んでいる「風」に陥っている時があるのですが、
調べることや、プロに質問するのを
「手間がかかるなぁ。」
とか
「このくらいのことは自分で解決したい。」
と思ってしまうことがあります。
こういう時は、潜在的に「行動するのが面倒だ。」と思っていて、それをカモフラージュするために考えたり、悩んでいる「風」になってしまっているように感じています。
ただ、脳内に知識を持ち合わせていないのにも関わらず、「あーでもない、こうでもない。」と考えたところで、出てくる答えの質は知れているんですよね。
むしろ、「悩んでドツボにはまりそう…。」と思ったときは、悩みのポイントを書き出して、それを解決するための行動をとっていくことが重要だと私は考えています。
プロに聞けば、自分が何日も悩んでしまうような問題を数秒、数分で解決してしまうからです。
直すべきポイントを端的に示してくれる
自分だけで練習していると
「なんとなく書けてない。」
というように、感覚的にしか良し悪しが分からないことも良くあります。
私もいまだに、自分に字を自分だけで修正するのには時間がかかることがあります。
1人で練習していると、自分の目だけが頼りなので、どうしても「盲点」が出てきてしまうんですよね(;・∀・)
しかし、プロに聞くと、そういった盲点を外してくれます。
自分では気づけなかった問題点を端的に教えてもらえますし、その改善方法も提示してくれます。
できない原因と解決策が分かってしまえば、練習はサクサク進むので、心軽やかに楽しむことができます。
分からないことは質問できる
悩む時間をカットするためには、質問できる環境に身を置くことが大切です。
分からないところがあるのにも関わらず、いつまでも質問できないでいると、
精神的にも技術的にも、成長の妨げになってしまう可能性があります。
そんな時、プロに質問できる環境にいれば、どんどん自分の課題をクリアしていくことができます。
③【停滞を回避】上達スピードが早くなる

1人で練習している時に、壁に当たることは誰でもあると思いますが、
プロがサポートしてくれると、壁に当たっても乗り越え方を教えてくれます。
何事も「コツをつかむ」という経験がとても大切で、
例えば、子供の頃を思い出してほしいのですが、
「自転車を乗れるようになりたい!」
と思ったとき、どうしましたか?
中には、「自転車に乗れるようになる方法」といった本を読み漁って勉強した人もいるかもしれませんが、
大抵の人は、既に自転車に乗れるお父さんやお母さん、お兄さんやお姉さん、近所の友達から教わって、ひたすら自転車をこぐ練習をしたのではないでしょうか?
ここからわかることは、
実際に自転車が上手く乗れるようになるには、
①自分で自転車の乗り方を体得していく
②実践練習をしている時にリアルタイム、又は定期的にアドバイスをくれる存在
の両方が必要だということです。
1人での練習もコツをつかめないことはないのですが、サポートしてくれる人がいた方が1回1回、直すべき課題が見つかりやすいですし、
その分早く上達していくことができます。
④新しい情報が入り続ける

当然のことではありますが、プロは初心者の方よりも多くの知識や技術を持っていますし、
専門家ということで、常にその道の学びを深めています。
つまり、独学で玉石混交の情報から必要な情報を探り当てていくより、
プロの傍で知識や技術を学んだ方が、質の高い情報が入りやすいのです。
私自身、独学ばかりではなく、同じ道を進んでいる人からアドバイスをもらいに行くことも多々あります。
やはり、知識や技術が豊富に詰まった具体的なアドバイスは、自分の技術を向上させてくれると実感させられます。
⑤向上心を保ち続けられる

プロは最先端の技術や知識を学び続けています。
向上心の高い人から学んだり、
向上心が高い生徒さんが多いコミュニティに身を置いて練習に励んだりすることで、
自然と自分もそれに同調してきます。
このように、自分1人でやるよりも、周りの人の力を借りて練習に取りくむのもいい方法だと言えます。
⑥【相互依存】人に頼ることは双方にメリットがたくさん!

なんでも自分の力でやらなければ、と思っている人は
人に頼ることに罪悪感をもってしまったり、
あるいは、
自律していない自分を見ているようで嫌だ。
と思ってしまうのかもしれません。
私も元々、自分で何でもやりたい派だったので、人に頼ることが苦手だった時期もあります。
ただ、
今の私が思うのは、
個、単体として自律しているよりも、前向きな「相互依存」ができる人の方が、
結果的に自律している、ということです。
「相互依存」とは、お互いが居ないとダメになる「共依存」とは違い、
自分の強みや弱みをお互いに提供し合いながら、補完関係を築き上げていく、前向きな依存関係のことです。
プロから教わることで得をするのは、学ぶ側だけではありません。
プロも、学ぶ側の問題解決をするために自分の知識や技術を磨き続けますし、それがやりがいとなっていくのです。
補完関係がバッチリはまると、双方が成長できるというメリットがあるのです。
⑦今回の記事のまとめ
以上、
「本気で上達したかったら、その道のプロに教わろう」というテーマでお話させていただきました。
「綺麗な字を書きたいけど、どうやって練習していこうかな?」
と考えている人は、プロに頼ることも視野に入れてみて下さいね。
どんな先生に教わると良いか、についてはこちらの記事も参考にしてください。
それでは(^ω^)
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