【筆×墨】緊張・ストレスから解放され、集中と癒しをもたらす「書道」のすゝめ(書道とメンタルヘルス)

 

こんにちは!

 

清晏(せいあん)です。

 

今回の記事は

 

「 緊張・ストレスから解放され、集中と癒しをもたらす「書道」のすゝめ 」

 

というテーマで私の実体験を踏まえながら、お話していきたいと思います。

 

①学校教育で行われた「書写」と「書道」の違い

書写

 

書写には毛筆(筆で字を書くこと)と、硬筆(鉛筆やペンなどで字を書くこと)の2つがあります。

 

お手本に書かれている字をそっくりそのまま写し、「誰が見ても整っている字」を書くことが目的です。

 

また、お手本として使われるのは古典作品ではなく、書写教材です。(書写教材も古典を参考にしているので、間接的に古典を学んでいるといえるかもしれません。)

 

学校教育でいうと、国語科に分類されます。

 

書道

 

書道は字の持つ美しさを表現すると同時に文字を通して自己表現をする芸術です。

 

先生の書いた字を模倣するのではなく、古典作品から直接的に学んでいきます。

 

書写が国語科に分類されるのに対し、書道は芸術科に分類されます。

 

②書道は「伝統的」だが「開放的」で「自由」な一面がある

書道は、飛鳥時代~奈良時代の頃に日本へ伝わってきたとされています。

 

書道技法といって、いわゆる「書道のルール」のようなものも存在していて、古典を学ぶときは臨書(りんしょ:お手本通りにかくこと)を通して、技法を身に付けていきます。

 

書道は、古典から直接、技法や表現方法を学ぶことが必要不可欠です。

 

古典は歴史の中で「本物」と評価されてきたものだけが後世に残り続けているので、書道の核となるエッセンスが凝縮されているからです。

 

よって、今まで長い歴史の中で培われた先人たちの教えを学び、書道を書道として成り立たせてきた「核」の部分を後世に伝えていくことが書に携わる人のミッションともいえます。

 

このようにいうと、書道は保守的な要素が強く型にはまっていて自由がない、と感じる方もいるかもしれません。

 

しかしながら、書道には自由な面もあるのです。

 

古典という「核」に徹底的に向き合うことで、古典を超越する表現方法を追求することが可能になるからです。

 

何も学ばずに「これが私の表現だ」といってしまうと、表面的な感情しか表現できずに行き詰ってしまったり探求心が失われたりしてしまうかもしれませんが、

 

学ぶ姿勢さえ失わなければ、底なしの奥深さが湧き出てくるブラックホールのような芸術なのです。

 

③興奮した時はリラックスさせ、落ち込んだ時は平常心に戻せる

 

何気ない日常生活の中でも、人は無意識に外からの刺激を受け続けているので、気づかぬうちに心が疲弊してしまうこともあります。

 

常に心がアップダウンしていると、波乱万丈で刺激的かもしれませんが、エネルギーの消耗も激しくなります。

 

そんな時に、心を中庸に戻してくれるのが書道です。

 

字を繰り返し書く行為が心を落ち着かせてくれるのはもちろん、墨の香りや、紙と筆が接し合った時に伝わってくる感覚、

 

そんなところからも癒しを感じることができます。

 

お風呂に入っている時もそうですが、心が緩んでいる状態にどっぷり浸かってしまえば心の平穏は取り戻せます。

 

書道は、集中力と癒しを両方感じられるのが良いところですね。

 

④【実体験】私が書道を通して得ているもの

より狭く、より深く、より良くの精神状態

 

人は様々な分野を横断して、広い視野を持てることに越したことはないのですが、

 

広く視野を持つつもりが、周りからの影響を受けすぎて自分の軸を失いかけたり、反発することにエネルギーを使ってしまったりすることがあります。

 

こういう時って、自分の中で何を大切にしたいかが分からなくなってきている時だと思うんですよね。

 

私たちの身の回りにはたくさんの情報が溢れていますが、自分の軸を定めずに無防備に情報に触れようとすると、望まない情報で頭がいっぱいになってしまう可能性があります。

 

そういう時は、自分の目的に焦点を絞って、情報も遮断し、「狭く、深く」の領域に入っていくことも大切だと思います。

 

書道をやっている時は、筆から伝わってくる感覚に意識を集中させているので、雑念が入る隙がありません。

 

その時の集中力が、落ち着きと充実感をもたらしてくれます。

 

 

想いと字を一致させる時間

 

想いと言葉がちぐはぐだと上手く相手に気持ちを伝えられませんが、想いと言葉がぴたっとはまるとストレートに相手の心に届きます。

 

それと同じで、字を書くときも、その時の思いや精神状態が字に表れてきます。

 

特に書道は芸術性を秘めています。

 

「自分の想いを自覚し、自分自身と繋がること。強い想いを、字と言葉にのせて相手に届けること。」

 

これが、私の考える書道の醍醐味です。

 

コロナ禍では、ペン字を習う人が増えたという話を聞きましたが、

 

その理由として、「会えない相手に手書き文字を通して気持ちを伝えたい」というものがありました。

 

このことからも人は、「手書き文字=気持ちが伝わるもの」という意識があることが見てとれますし、

 

実際に手書き文字の心のこもった手紙や年賀状をもらって、気持ちがほっこりした経験は少なからずあると思います。

 

書道にも人の心を揺さぶり、温かいエネルギーを届けてくれる力があります。

 

AI社会が発展している世の中だからこそ、手書き文字が人の心を癒す時代になるのかもしれません。

 

⑤【百聞は一見に如かず】書道の効果を自分自身で体感してみよう

 

芸術は人を癒してくれます。

 

歌を歌うこと、音楽を聴くこと、楽器を演奏すること、

 

絵を描くこと、絵画を鑑賞すること…挙げようと思えば、まだまだあると思いますが、

 

誰しもこれらのことで自分を癒した経験があるのではないでしょうか?

 

書道は芸術なのですが、学校教育では「書写」を習います。

 

書写も大切な能力なのですが、書道の魅力を十分に伝えられるかというと、そうではないように思います。

 

これは、他の分野でもいえることで、

 

例えば、数学でいうと、高校までの数学は数学ではなく、大学以降で研究し始めてからが本物の数学だ、という考えがあります。

 

学校教育は「本物」に触れるための下準備期間のようなものだと思うので、

 

書道に関しても大人になってから向き合い始めると新しい世界が見えてくると思います。

 

⑥今回の記事のまとめ

 

以上、

 

緊張・ストレスから解放され、集中と癒しをもたらす「書道」のすゝめ

 

というテーマでお伝えさせていただきました。

 

書道は精神と直結した分野であるため、悩める心を書を通して落ち着かせることが可能です。

 

書道をやってみようかなと思った方は、是非心にしっくりくる感覚を味わってみてください(^^)

 

 

それでは、また!