こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今から字の勉強を始めようかな、と思っている人の中でこのような方はいませんか?
「初めてのことだし、どうやって練習していけばいいのか分からない…」
…うんうん、お気持ちお察しします。
何事も最初に指針を示してもらわないと不安ですもん( ´△`)
行き当たりばったりはできるだけ避けたいものです。
そこで今日は、字の主な勉強法である、「独学」「通信」「ペン字教室に直接通う」の3つについて、メリット、デメリットを交えながら解説していきたいと思います。
①【字の練習】独学で字は上達する?

まず、独学についてですが、ここでは、
「独学=誰一人指導者を付けず、アドバイスも受けず、テキストの解説と自分の見る目だけを頼りに練習すること」
と定義しますね。
独学のメリットとしては主に
①費用が掛からないこと
②時間がない人でも合間を縫って練習できること
(又は、自分の好きなタイミングで、自分のペースで進めることができること。)
が挙げられます。
「お金はないけど、今すぐ綺麗な字を書けるように練習していきたい!」
という方は、独学は取り掛かりやすいです。
文房具が既に家にある人はテキスト1冊だけ買って、1000円前後で始められます。
また、テキストがなくても、今の時代はYouTubeなどの無料コンテンツが豊富にあるので、
それらを利用して独学をすることができます。
↓無料コンテンツで練習したい人は、こちらの記事も参考になります。
テキストやスマートホンなどを持ち歩けば、家でも外でも練習できるので、
忙しい主婦の方や会社員の方にとっては取り組みやすい方法だと思います。
一方でデメリットは、
①次第に自己流の練習法になる
②自律していないと途中で挫折してしまう
ことが挙げられます。
勿論、テキストにも書き方が細かく指導されているのですが、次第に書くことに慣れてきて、いつの間にか自己流になってしまうことがあります。
また、通信講座にも言えることなのですが、直接監視されているわけではないので次第に練習に取り組まなくなってしまう可能性があります。
「忙しいから、スキマ時間で練習をしたい。」
と、思うのか、
「忙しいから、練習は後回しにする。」
のかで、独学の効果は大きく変わってきますし、
「自分の好きなタイミングでやる=自分でどんどん学んでいく。」
であれば良いですが、
「自分の好きなタイミングでやる=気が向いたときだけ練習する。」
だと、一向に上達しません。
手軽に始められる分、継続には工夫や強い意志が必要になるのが独学の特徴ですね。
②通信講座(ユーキャン、日ペン、パイロット、四谷学院など)

次に、通信講座ですが、ペン字ではユーキャンや、日ペン、パイロット、四谷学院 などが有名ですね。
通信のメリットは
①プロの指導を受けられる
②自宅で時間のある時に練習できる
などがあります。
対面ではないですが、細かく丁寧な指導をしてくれる先生が多いので、分かりやすく、独学に比べてモチベーションも上がりやすいです。
先生方の字を見て「この字で書けるようになりたい!」と思う字を見つけたら、その先生のもとで教わるといいでしょう。
また、独学と同じく自分のペースでできるのも魅力です。
独学と違うところは、課題があらかじめ決められているので、どのくらいのペースで取り組めばいいか見当を付けて練習できるところです。
一方、デメリットは
①先生の書いているところを生で見ることができない。
②独学に比べ費用が高くつく。
③独学ほどではないが、練習時間の管理は自分で行う必要がある。
などですね。
やはり、完成された字そのものを見るより、その字がどのように書き上げられていくのかを直接見た方が理解が深まります。
費用は独学に比べると添削がある分、お値段が高くつきます。
ただ、それ相応のリターンが見込めるので、損した気分にはなりにくいかと思います。
ちなみに、添削システムを最大限活用する方法は、添削をしてもらう前に、直せる部分は極力自分で直しておくことです。
自分でも分かっているところを指摘されたら、勿体ないですからね。
また、独学ほどストイックである必要はないですが、通信教育も結局は独学に近いもので、
やるか、やらないかは自分次第、という部分が大きいです。
③【綺麗な字を書きたい】ペン字教室

ペン字教室に直接通うことのメリットはなんと言っても
①プロの字を生で見られること
②通ってくる他の生徒さんから刺激を受けること
③周りの目がある中で書くので緊張感を保って練習できること
ですね。
例えば、週に1回通うと決めている場合は、
独学や通信教育ほど自分を律しなくとも、強制的に練習の機会が与えられるので、
途中で挫折する可能性は低くなると思われます。
また、
私が、このタイプなのですが、
その一週間の間に、作品や課題を自分の家で完成させて、
それを教室にもって行き、先生に添削してもらう、というやり方もおすすめです。
独学の習慣もつきますし、先生からのアドバイスを生で受けられるので、非常に高い効果を得られます。
そして、教室に通うと、
自分が書いた字だけでなく、他の生徒さんの字を添削している様子も見られるので、凄く勉強になります。
また、生徒さんの中にもレベルが高い方がいますので、そういった方たちの中で練習したり、お互いにアドバイスし合ったりすると刺激を受けて上達が早くなります。
さらに、周りに人がいるので、家で練習するよりも気持ちを引き締めて行うことができます。
硬筆検定を受ける方は、周りにたくさんの受験者がいる中で書くことになりますので、こういった環境にも慣れておくと良いでしょう。
デメリットは
①3つの中で一番費用が掛かる
②教室まで自ら出向かなければならない
③教室によっては通える曜日や時間帯が決まっている
ことなどがあります。
①に関しては、教室によって値段が全然違うので、見学したり、体験授業を受けたりして費用対効果がどのくらいありそうか、自分で見当をつける必要があります。
②③は教室でやる以上、避けては通れない道ですので、自分の生活状況と照らし合わせて良く判断してください。
④【字の練習】併用する(独学は全ての基本)

これらの3つのうち、2つを併用することも可能です。
その場合は、
独学+通信講座
又は
独学+ペン字教室
というパターンになる方が多いかと思います。
独学とプロの指導を併用すると練習効率がアップして、より早く上達できます。
⑤まとめ
以上、独学・通信講座・ペン字教室の3つをそれぞれ比較してみました。
どんな練習法を選択したとしても、一定時間は字に向き合う必要があるのには変わりありません。
決めるときは、頭の中でぐるぐる考えるより、書店に行ってテキストを見たり、資料請求したり、体験授業を受けたり、実際に行動を起こして決めるといいと思います。
きっと自分に合ったスタイルが見つけられますよ(^^)v
それでは。
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