こんにちは!
清晏(せいあん)です。
何か新しいスキルを身に付けようとしたり、趣味を持とうとしたりするとき、多くの人が金銭的負担を考えると思います。
特に、何かを習得しようとするときは、どうしてもある程度の時間を確保しなければならないので、それに伴って金銭面の支えも必要になってくることが多いと思います。
そこで今回は、できるだけお金をかけずに独学で字を上達させる方法についてお伝えしていこうと思います。
①【お金をかけない】インターネットの無料コンテンツで字の練習をする
ペン字サイト
「ペン字 無料」と検索をすると、無料で字の練習をしたい人に向けたサイトが複数表示されます。
ペン字練習帳やお手本を買わなくとも、無料でお手本をダウンロードすることができます。
「とりあえず、字の練習をやってみたい。」「気軽に字を書くことを楽しんでみたい。」という方には、この方法はおすすめですね。
画像検索
例えは、ひらがなの「あ」という字を書きたい場合は「あ 書き方」と画像検索すると、たくさんの「あ」が表示されます。
その中で、自分が書きたいと思える字形を選んで練習していきましょう。
また、文章を書きたい人は「ペン字 お手本」と画像検索すると綺麗な字の長文がたくさん出てきます。
実用的な文もあるので、手っ取り早く字の練習したい人にはおすすめの方法になります。
YouTube
最近では、Youtubeでペン字や書道を職業としている方たちが動画をアップしてくれています。
ちなみに、私がおすすめしたいのは、中国の方が書いている動画です。
「中国 ペン習字」又は「中国 書道」と検索すると、ボールペンや筆で綺麗に字が書かれている動画が出てくるのですが、字形や線質が非常に美しいです。
また、字の書き方を解説している動画を選ぶときは、その先生の字を自分が好きになれそうか、自分が書きたい字であるかどうかで判断していくと良いと思います。
②【独学の注意点】自分を律することが目標達成への近道
独学の難しいところは、自己管理をし続けなければならないところです。
自分で目標を立て、いつまでに目標を達成するかを明確にする必要があります。
ちなみに、私がペン字の独学をするにあたって、やってきたことをは5つあります。
①大まかな計画を立てる
例えば、3か月後に検定やコンクールなどを控えていた場合、この3カ月で、今の状態からどのようにして、目標としている水準まで力を引き上げていくかを考えていきます。
大まかな計画なので、ひとまず1週間単位で「このくらいのレベルまで書けるようになっていたらいいな。」という目標を立てるくらいで大丈夫です。
例えば、
1週目は「中心線上に字をまっすぐに書けるようになる。」
2週目は「文字の大小を意識できるようになる。」
3週目は「一つ一つの字形に気を配れるようになる。」
4週目は「字から字の流れを意識してまとまりを出せるようにする。」
といった、感じですね。
②細かい計画を立てる
次は細かい部分も意識していきます。
先程の例で行くと、
1週目は「中心線上に字をまっすぐに書けるようになる。」
と、目標設定しているので、「どうしたらそれを実現できるか?」ということに焦点を当てて計画を立てます。
その際に、インターネットで「まっすぐに字を書く方法」などと検索すると、様々な解説サイト・動画があるので、それを参考にしていきます。
字をまっすぐに書くためには、
・姿勢を正す
・ペンを正しく持つ
・字1つ1つの中心が、そもそもどこになるのかを確認する
など、いくつかのチェックポイントがあります。
1日1つずつ、そのポイントをクリアしていけば、1週間で最初に掲げていた目標を達成することができます。
③1日ほんの少しでもいいから続ける
練習量を増やすことは大切ですが、意気込んで負荷をかけすぎてしまうと頓挫してしまう可能性があります。
完璧主義の人や、1度やり始めたらまとまった時間をやり続けたいタイプ(私がそうです。)の人は、毎日少しだけ進めるというのがじれったく感じるかもしれませんが、
ドカンと一気にやる日が少なくなって、一切やらない日が多くなってしまうと、いつの間にか何もしなくなってしまうということもありうるので、
1日の中で気が向いたときに、ほんの少しでも練習を進めることをおすすめします。
(どうしても難しい場合は、最低でも週に1回は必ず時間を確保する、でも良いです。)
後は、「この字を書くのは1日10回まで。この回数の中で最高の字を書く。」というように、初めから制限をかけて、練習の質を高めるというのも手です。
練習の回数を決めてしまえば、その中で試行錯誤するしかないので、1回1回真剣に字に向き合えますし、1度書いた字から修正点を多く見つけようと集中するようになります。
④手本と自分の字の差を埋めていく
字の練習の場合は、まず、字形を知ることから始め、その字を書くための理論を習得していくことが大切です。
端正な字を書くための理論を知ることは、字の可能性を広げ、魅力的な字を生み出す基盤となります。
なので、字形と理論を学びつつ、それを実際に自分の字で表現していく練習を重ねることが大切です。
⑤過去の自分の字と比較する
人生においては「過去に浸るよりも、未来に意識を向けて生きるんだ!」と言われることが多いように思いますが、
字に関しては、大いに過去を振り返って欲しいものです。
というのも、特に初期の段階では、適切な方法で字の練習をしていれば、現在の字が過去の字に見劣りするということはほぼないからです。
高確率で過去の字より、今の字の方が良い字をかけているので、自分のモチベーションを保つためには、有効的な方法になります。
私はスランプ気味の時に、過去の字を見ることが多いのですが、そんな状態の時に見ても大概今の方が上手いです。
「今スランプと感じているけれど、過去と比べたら断然上手くなっているし、審美眼が備わってきたからこそなんだな。」と前向きに捉えることができます。
③【独学を極める】審美眼と分析力を磨き続ける
自分を引き上げてくれる先生が傍にいないのであれば、自分で自分を引き上げるしかありません。
先生は、自分よりも知識や技術が豊富なので、アドバイスを求めれば簡単に解決策を教えてくれますが、独学の場合は自分の目で見て、自分で判断して、修正していく必要があります。
非常に負荷が高い分、すべて自分で乗り越えたらかなりの自信につながると思いますし、体得したノウハウは別の独学でも生かされると思います。
④【独学の限界】硬筆検定受験者や短期間で成果を出したい人は講師に添削してもらおう!
独学の経験は自分を大きく成長させてくれる一方で、デメリットもあります。
それは、短期間で目標に到達できない可能性があるということです。
ある程度ノウハウを蓄積できている人や、時間を十分に確保できる状態にある人は独学でもOKかもしれませんが、
硬筆検定を受けたい・コンクールに出したい 且つ その時期が迫っている、という方は講師の方に添削してもらうことをおすすめします。
特に、お金と時間を気にしている方は、意外と短期集中で講師の先生に見てもらった方が結果的に節約できるということもあります。
ここぞ、というときは専門の方にお願いして、頼るのもいい方法だと思います。
⑤今回の記事のまとめ
以上、独学でお金をかけずに字の練習をする方法をお伝えしていきました。
結果を出すためには、本人のやる気・技術・知識量が必要です。
この条件を満たせるのであれば、独学でも、講師に教わるでも手段はどちらでも良いと思います。
今の自分に必要な方法を選んで、自分の理想に字を書けるように練習していきましょう。
それでは、今回はこの辺で(^^♪