【才能いらない】綺麗な字の書き方を「知ってる」か「知らない」かで結果に差が出る

硬筆(ボールペン・水性ペン・鉛筆、他)

 

こんにちは!

 

清晏(せいあん)です。

 

今回の記事では、「綺麗な字を書くためには才能ではなく、情報収集と実践が大切」ということをお伝えしていこうと思います。

 

時々、綺麗な字を書ける人はもともと才能があるからだ、という言葉を聞くことがあります。

 

しかし、実際はそんなことはありません。

 

音楽やスポーツ、数学はある程度遺伝で決まるという説がありますが、字の美しさについては後天的な努力が物を言うからです。

 

ということで、才能云々に関係なく、綺麗な字を書けるようにするための段取りをお話していきます!

 

①【命運を分ける】綺麗な字を知るには情報収集が大切

書道の古典作品を参考にする

 

なんといっても、綺麗な字を書くためには「手本」が必要です。

 

手本がなければ綺麗な字を書くことは出来ないと言っても過言ではありません。

 

最初にどんな字を書きたいのかを明確にしておく必要があるからです。

 

では、どんな字をお手本と選定すれば良いのでしょうか?

 

それは、「書道の古典作品」であります。

 

書道でもペン字でも最初は

 

楷書(かいしょ):小学校で習うような、崩していないきちっとした書きぶりの字

 

から学んでいくことが多いです。

 

書道の古典作品の中で評価されている楷書の1つに

 

九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)

 

というものがあります。

 

九成宮醴泉銘 – Bing images

 

中国・唐の時代に欧陽詢という書家が残した作品なのですが、彼は「初唐の三大書家」の一人で、非常に端正な字形の書を書くのが特徴です。

 

実は、彼の書風は日本でも小中の教科書に取り入られるくらいに影響力のあるものなんですね。

 

私たちが美しい字と判定する字は、無意識にも彼の書風が指標となっているのです。

 

そんなわけで、まずは九成宮醴泉銘という作品を見て、美しい字とは何なのかを確認しましょう。

 

硬筆書写技能検定に対応しているペン字教室に通う

 

硬筆書写技能検定とは、文部科学省が後援している日本唯一の硬筆検定です。

 

毛筆書写技能検定は大学の書道科の入試で優遇されたり、単位として認定されたりとその価値が認められています。

 

故に、硬筆検定で求められている字も癖があって味のある字というよりは、古典に則った伝統的で正統派の字を求められます。

 

字の基本を学びたい人は、個性派路線に行く前に、正統派をしっかり学んでおくことをおすすめします。

 

↓毛筆・硬筆書写技能検定の公式ページはこちら

 

硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定試験 (一財)日本書写技能検定協会 (nihon-shosha.or.jp)

 

②【ものまね】新しいことをするよりも、まずは字の「伝統・歴史」から学ぶ

自分で新しい書風を生み出そうとしたり、斬新な書き方をしたりしようとしなくとも、

 

過去から学ぶだけで十分綺麗な字を書くことができます。

 

私たちは、既に先人たちが敷いてくれた美しい字の書き方のレールに乗って学んでいけば良いだけなのです。

 

その恩恵を存分に味わいましょう。

 

③「知る」段階から「実践する」段階へ【サポートの重要性】

書道の古典作品を参考に、美しい字について知ることができたら次は実践です。

 

料理に例えるなら、今は最高のレシピを見つけてきた段階なので、ここから実際に作っていく、という感じですね。

 

では、そのレシピを再現するにはどんな方法を取ればよいでしょうか?

 

既にある程度の料理経験を積んでいる人であれば、自分一人でもなんとかなるのかもしれませんが、

 

料理は全くの初心者だとか、苦手意識がある人は、仮にレシピ通りに作ってみたとしても何故だか上手くいかないということが出てくると思います。

 

字も同じで、いくら目の前にお手本があっても、その人が自力でその字を再現することは難しいのです。

 

ではどうすればいいでしょうか?

 

それは、「プロの指導を受ける」ということです。

 

「プロ」というガイド役がいれば、目標に向かって最適なルート(=正しい練習法)を提案してくれます。

 

一人で練習するのが不安な人や、最短で速く上達したい人はプロの力を借りることをおすすめします。

 

④字の基礎は「ペン字・書写・習字」で磨き、芸術性は「書道」で表現する

ペン字とは

 

ペン字とはボールペンや水性ペン、サインペン、万年筆、筆ペンなどの筆記具を使って綺麗な字を書くことです。

 

この中でも、多くの人が日常的に多く使っているのはボールペンなので、ボールペン字を中心としたペン字講座が人気のようです。

 

ちなみにこのサイトも主にボールペンを使った綺麗な字の書き方を取り上げています。

 

書写と習字の違い

 

書写は「お手本の字を書き写すこと」

 

習字は「字を習うこと」

 

ということになります。

 

前者はお手本の字をそっくりそのまま写すことで字の基本を型から学んでいくスタイルです。

 

学校の書写の授業で、お手本をよく見て、同じように書く練習しているのはその為です。

 

後者は字を習うことなので、漢字・ひらがな・かたかなといった文字を正しく書く方法を筆を使って学んでいく、というイメージです。

 

美しく・正しく書くことに重点を置いています。

 

書道とは

 

書道は自分独自の表現を含めていきます。

 

字を習う、というよりは、字で表現する、といった方が良いかもしれません。

 

書道は、「美しい・整っている」より、「魅力的・面白味がある」という基準で作品を見ることが多いです。

 

美しく、整っていることが必ずしも「良い」とされないのが書道です。

 

学校教育でいえば、書写や習字は国語科ですが、書道は芸術科となります。

 

⑤今回の記事のまとめ

 

以上、

 

綺麗な字の書き方を「知ってる」か「知らない」かで結果に差が出る

 

というテーマでお伝えさせていただきました。

 

何かにとりかかる前に、それを成功させるための適切な情報を収集できるかということが非常に重要となってきます。

 

適切な情報を手に入れてからは、それをベースに試行錯誤しながら取り組んでいけばOKです。

 

初めでもお伝えした通り、ペン字の場合は才能の有無よりも、適切な方法で物事に取り組んでいるかの方がよっぽど結果に関係してくるので、

 

綺麗な字を書きたいという人は、最初からあきらめる必要は全くありません。

 

「綺麗な字を書きたい」という、純粋な思いを大切に練習に取り組んでいきましょう。

 

それでは、今回はこのへんで(^^♪

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