こんにちは!
清晏(せいあん)です。
あなたは苦手なことに対してどのように向き合っていますか?
「苦手なことこそ、取り組むタイプ!」という方もいれば
「苦手なことからは潔く手を引いて、好きなことで力を伸ばしていきます!」
という方もいると思います。
字を書くことに関しても、得意な人がいれば苦手な人もいますよね。
それでは、「字を書くのは苦手だけど、綺麗に書けるようになりたい!」と考えている人は
「苦手意識」に、どのように向き合えばいいのでしょうか?
今回の記事では、こうしたところに触れていきたいと思います。
①得意分野の中にも苦手な部分は存在する
「好きなことを仕事にしよう!」
「得意なことで勝負しよう!」
最近、こうした言葉をよく耳にするようになりました。
確かに、好きなことを仕事にできるのは素敵なことだと思います^ ^
一方で、
好きなことを仕事にする=苦しいことがない
というわけではありません。
個人的には、
「家族や友人のことが好きだけれど、喧嘩をして嫌な気持ちになる。距離を置いたり、暫く話さなかったりするけれど、結局仲直りして、またいつもの関係に戻る。」
みたいなものと同じ感覚です。
いくら好きでも、ずっと取り組んでいれば停滞期を感じてしまうことはありますし、
物事を極めようとすれば壁にぶつかります。
その壁を乗り越える時に「気が楽だわ〜」となる人はほとんどいないのではないでしょうか?
「困難に立ち向かっている時ほど燃える」という方は楽しむ気持ちだけでなく、忍耐力もしっかり備わっているのです。
私も、とある美術展に入選した後、「来年は特選を取りたい!」と意気込んでいた時期がありました。
しかし、次の年は予選落ち、結局特選を取ったのは5年後でした。
最終的に目標を達成できたから良かったものの、この5年間は楽しいことばかりではありませんでした。
いつもどこか不安な気持ちを抱えていて、どうして上手くいかないのか、ああでもないこうでもないと試行錯誤していました。
何故、5年間耐えられたのかというと、単に
「好きな分野であれば、例え苦しかったとしても得られるものがある。」
と思えたからだと思います。
②「普通」より「苦手」なことの方が上達する可能性を秘めている
苦手なことに向き合う時は、自分の弱点を真正面から受け止めている感じがしたり、
ひ弱な存在だと思い知らされている感じがして、つい背けたくなってしまいます。
しかしです。
可もなければ不可もない、という物事に対しては人はそこまで情熱を燃やせません。
人がエネルギッシュになる時は、よほど好きなことか、よほど苦手でコンプレックスを解消したいと思っている時です。
あなたは、「自分の字は綺麗ではない」と認識できたので、その時点でスタートラインに立てていますし、
本当に字が上手くなりたいと思えば、その為の方法をリサーチするので、綺麗な字を書く為の情報やスキルが集まってきやすいです。
このように、コンプレックスや逆境は活かし方次第でいくらでもポジティブなパワーに変換できるのです。
③苦手意識への向き合い方
苦手だと思っていることも、実はただの「思い込み」かもしれません。
心理学の分野で「認知の歪み」というものがあります。
認知の歪みとは、推論を誤ることで、実際の出来事を極端にネガティブに評価したり、強迫的に解釈する認知パターンのことを言います。
例えば、数学の好き嫌いに関して例を挙げると
「数学は答えが一つしかない」という事実に対して
(シンプルで)好き!
という人と
(答えがひとつしかないなんて)嫌い!
と答える人がいます。
同じ事実なのに、意味づけが違うだけでこんなに数学に対する印象が違います。
つまり、字が上手くなりたいのであれば「字を書くことが好き」「字を綺麗に書くことには価値がある」
という意味付けを自分が納得できる形でしていく必要があります。
なんの根拠もなしに、「好きだ」と思うことは難しいと思うので、
「好きになりうる理由を」かき集めて「好き」という答えに向かって、正しい推論で導くことが大切です。
④苦手意識を克服した後に見える世界
苦手意識を一度克服してしまえば、
「何故、自分はあんなに自分に対して制限をかけてしまっていたのだろう?」
と感じると思います。
当時は、苦手から身を遠ざけることで自分の劣等感に蓋をして、自分を守っていたのですが
克服できた後は、字が綺麗になったことによる自信以上に、
「苦手なことから目を背けずに乗り越えられた自分」に自信をもてるようになっていると思いますよ!
⑤まとめ
以上、4つの項目についてお伝えさせていただきました。
字の練習は生涯をかけて取り組めるものです。
失敗したところで人目に晒さなければならないものではないですし、身の危険もありません。
いうなれば、安全装置を付けたまま、苦手克服に向かって挑戦できる、いいとこどりの分野なのです。
派手さはないですが、ペン字というきっかけで、自分を変えていくのも悪くないと思いますよ(^^)
それでは、また!