こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今回は、「自分の字を見て泣きたくなるあなたへ(子供の頃から字が下手だと上手くならない⁈)」というテーマでお話していきたいと思います。
「綺麗な字でなくていいから、切実に読める字を書けるようになりたい!」と思っている人は、少なくないと思います。
確かに、日常的に必要とされることで、自分が苦手としていることってコンプレックスに感じやすい気がします。
「コンプレックスから逃げれば逃げるほど重くのしかかってくる…かといって、どうしたら克服できるのか分からない(´;ω;`)」
という方に向けて、原因と解決策をお伝えしていければと思います。
【原因①】ペンの扱い方、手・指の動かし方に慣れていない
「字を書くときに、手が震えてしまって線が上手く引けない。」
というお悩みは結構聞きます。
医学の世界では、書痙(しょけい)と呼ばれる症状だそうですが、
その原因の1つに緊張状態で字を書いている、というものがあるようです。
私は、医学の専門家ではないので、詳しいことは述べることは出来ませんが、
特に持病がない方でも、手が震えて上手くペンを扱えないということはあります。
私の場合だと、仕事上、普段から手書きで字を書く機会が多いので、筋肉の疲労から手が震えてしまうことはありますし、
以前は、硬筆検定など、緊張感の中で字を書かなければならない場面では、手が震えることはありました。
疲労はさておき、
緊張状態に置かれても比較的まっすぐな線を引くにはどうしたら良いのでしょうか?
現時点で私が出す答えは、
「手や指の動きからアプローチして練習を重ねる」ということです。
具体的には、
上から下の線を引くときは、人差し指・中指を曲げ、人差し指でペン先の進む方向をコントロールするイメージで書きます。
また、
左から右の線を引くときは、親指を曲げ、押し出すようにペンを動かしていきます。
特に、漢字やカタカナの多くは上から下、左から右に書くので、
これらの動きをマスターしておくことが大切です。
そうすれば、次第に自分の狙った通りに線を引けるようになっていきます。
【原因②】諦めが早い(練習量が不足している)
どれほど「綺麗な字を書きたい」と願っていても、
お手本を眺めるだけだったり、自分の手を動かして練習する、ということをしなければ上手くなることはありません。
特に練習を始めたばかりの段階では、やらない期間ができてしまうと、すぐに元の字に戻ってしまいます。
1日数分からでも良いので、毎日、意識的に字を書く時間を設けることが大切です。
【原因③】「どうせ上手くならない。」「本当に練習すれば上手くなるのか?」と疑念を抱いたまま、練習している
長年のコンプレックスは、時に人を卑屈にさせたり、行動を起こすエネルギーを奪っていきます。
「子供の時から字が下手だと言われ続けたから、今更うまくならない。」
「練習しても上手くなる自信も保証もないのに練習を続けるなんて、不安で仕方がない。」
「綺麗な字を書くためにはそれなりの才能が必要でしょ?才能のかけらもない自分が練習して上手くなるのだろうか?」
といった、疑念や不安が脳内を占めると、例え練習したとしても上達スピードに支障が出てきてしまいます。
なかには、
上手くいかなかったときのことを考えて、
「ほら、やっぱり自分は字を綺麗に書くことなんてできない運命なんだ。」
と、捉えてしまう方がいますが、
実際は、そんな運命なんてことはなくて、
単純にどこかで「諦めて楽になりたい。」というささやきに誘惑されているだけなのです。
むしろ、そんな時は、
「そんな運命なんて、あるか!」
「自分の成長を妨げる考えに脳が支配されるなんて悔しくないのか!」
と、自分でツッコミを入れて気にせず頑張ってほしいです。
実際、字は他の芸術分野と比べても才能が必要ではありませんし、短期間で効果が出やすいです。
それに、疑念を抱くよりも、「ここまでなら自分は変われる!」という、想定内の小さな成功を思い描き、1つクリアするごとに、また新たな目標を設定して取り組んでいく方が力が付きます。
小さな1歩を踏み出し続けていけば、結果はおのずとついてきます。
【原因④】自己流の罠!適切な方法で練習に取り組んでいない
「思い立ったら、すぐ行動。」
という言葉がありますが、最初にどんな行動をとるかが、かなり重要です。
一番初めの段階で目標と練習の進め方が分かっていれば、大きな失敗をせずに最短距離でゴールに到達できるからです。
今すぐに練習を始めたいということで、全くの下調べなしに自己流で練習を始めてしまうと、遠回りをしてしまう可能性があります。
なので、最初はいきなりペンを持つのではなく、
①どんな環境で練習をするか(教室・通信教育・独学)
②どのような字を書くことが目標か(お手本の選定)
を、決めるための情報収集から始めることが大切です。
また、①で「教室」「通信教室」を選んだ場合は、月々の課題を与えられるので、継続しやすいかと思いますが、
「独学」を選んだ場合は、どのくらいの期間でどこまでのレベルに到達したいか、等を自分自身で計画していく必要があります。
独学は「自己流」になりやすいので、初心者の方にはあまりお勧めしていないのですが、もし独学の場合は練習の指針となる教本を持っておくと良いと思います。
⑤今回の記事のまとめ
子どもの時に字を上手く書けなかったからと言って、大人になってからも綺麗な字を書けないなんてことはないと私は考えています。
大人になれば、手の骨格も完成しますし、脳の認知機能も上がっている場合が多いです。
子どもと大人では身体に備わっている機能の質自体が変わっているので、大人になってから上手く書けるようになることは全く不思議なことではありません。
「昔の自分も今の自分も変わらない。」と思い込んで、行動を起こせなくなる前に、
まずは、最初の1歩を踏み出してみましょう(^ω^)
それでは今日は、この辺で。