こんにちは!
清晏(せいあん)です。
本日は
【創造性を高める遊び】子どもから大人まで楽しめる!「デザイン書道」がおすすめな理由7つ
というテーマでお送りしていきたいと思います。
デザイン書道とは、その名のごとく「書道にデザインの要素を取り込んだもの」のことを言います。
学校で習った書道はお手本を見ながらその通りに書く(=臨書)が中心でしたが、デザイン書道の方は自分で自由に文字をデザイン化させるところに大きな違いがあります。
デザイン書道やその魅力についてもっと知りたい!
創造性を高められる趣味を持ちたいな!
子どもでも出来る想像力を育む遊びはないかしら?
という方のお役に立てるかと思います。
私は脳科学者ではないので学術的な解説はできないのですが、実体験を踏まえつつお伝えできればと思います。
それでは早速、本題に入っていきましょう^^
書道とデザイン書道の違いは?
書道
書道は、古典の臨書を軸として書を学んでいきます。臨書とは、お手本となる古典作品の書を、文字の形やバランス、筆の運びなど見て、そっくりそのまま書いていくことです。
臨書の過程で、トメ・ハネ・ハライなどの技法を身に付けたり、書道史を学んで多くの名作に触れたりすることで、自身の技量を高めていきます。
デザイン書道
デザイン書道は、書道の古典的な表現と前衛的な表現を掛け合わせたアートです。文字の形状、色彩、配置などに独自性を反映させていきます。
また、書道は学問的な要素が強いですが、デザイン書道は商業的な要素が強いです。
例えば、筆文字で書かれているお店の看板、和菓子などのパッケージなどはデザイン書道と言えます。
なぜ、デザイン書道が創造性を高めるのか?
理由1:リラックスでき、集中力が向上するから
デザイン書道は、書道と同じように穂先に意識を集中させて書きます。また、綺麗な線を出す為に深い呼吸と共に筆を動かす必要があります。
呼吸を整え、目の前の動きに集中することが瞑想的な効果を発揮するのですが、リラックスしているときは創造性が高まりやすいとされています。
私自身、デザイン書道に取り組んでいるときは、書き始める前にある程度の構想は練るのですが、偶発的に生まれたデザインからインスピレーションを受けることも多いです。
自分と書との対話の時間は、周りの刺激から距離を置くことができるので脳がクリアになりますし、心が落ち着くように感じます。
理由2:手を使うことで脳を刺激するから
近年では手書きで文字を書くことの効用が注目されつつあります。
書店に行くと認知症予防のためのペン字練習帳があったり、ジャーナリングを通して思考を整理する方法などが書かれた本などが見受けられたりします。
このように、手を使って字を書くという行為は脳を活性化させる働きがあるのですね。
書道の場合はトメ・ハネ・ハライなど細かい部分にまで意識を集中させながら書いていくので、その刺激が脳に伝わり、創造的を高めていきます。
理由3:文字×デザインの組み合わせを考えるから
デザイン書道は書道とは異なり、ルールがほとんどなく自由に表現することができます。よって、画一化された文字の美しさではなく、ユニークさや親しみやすさなど、さまざまなテーマで字を表現する面白さがあります。
また、デザイン書道には正解がないので普段なら自分の欠点となりそうな字の癖なども、作風によっては取り入れて活かすことができます。このように組み合わせの自由度高い分、新しい視覚的な表現が生まれやすく、創造性を高めます。
私の場合は、デザイン書道を通して、文字の新しいデザインや配置、オリジナルの技法などを探求することで、レパートリーを増やす楽しさに目覚めました。その過程が創造性を高めてくれているように感じています。
理由4:視覚からの情報が右脳に刺激を与えるから
昨今、創造性を高める方法として右脳に着目した教育メゾットが提唱されています。
右脳を鍛える方法としては、芸術・パズル・瞑想・自然に触れることなど、さまざまな方法があり、その中でもデザイン書道は視覚芸術にあたります。
また、視覚情報は他の感覚以上に外部情報を取り込みやすく、約70-80%が視覚に頼っているとされているくらい、五感の中で重要な役割を担っています。
私もデザイン書道の鑑賞・創作活動を通して、文字の配置や大小、造形、色彩など、視覚的な要素について探求を深め、さまざまな表現パターンを見つけることを楽しんでいます。
理由5:伝統的・現代的表現について探求できるから
書道は伝統を重視するので、古典作品の技法や美学を継承することが大切です。
一方で、デザイン書道は前衛的なデザインを生み出して作品に取り入れます。
このように伝統の枠を超えて、現代的な表現と融合させることで創造性が育まれていきます。
理由6:感情を表現する術を身に付けられるから
先程、デザイン書道は商業化と結びついているということをお伝えしましたが、そのことからも分かるように、デザイン書道は見る人の心をとらえる必要があります。
情緒に訴える作品に仕上げるためには、人の感情を、文字を通して可視化していく必要があるので、自然と創造性が高まります。
理由7:美的感覚が洗練されていくから
日常の中に潜んでいる色彩や形状などの美しい要素やデザインのポイントに気づくようになると、美しいものに対する敏感さや理解が深まり、美的感覚が洗練されていきます。
さまざまな作品に触れていくと、複数の美しいものを掛け合わせて新たな美を表現することができますし、自分の好きなデザインや表現は何なのかが分かってくるので、自分の美的感覚を作品に取り入れて、自分の個性を表現しながら創造性を高めていくことができます。
デザイン書道についてもっと深く知りたい方へ
デザイン書道は書道に比べて敷居が低く、多くの方が気軽に始められる趣味です。
興味が湧いてきた方は、こちらの記事ものぞいてみてくださいね。
それでは、今回はこのへんで^^