【完全版】硬筆書写検定1級~2級を目指す方、必見!おすすめの教材とペン・ノート等をご紹介

硬筆(ボールペン・水性ペン・鉛筆、他)

こんにちは!

清晏(せいあん)です。

ペン字の先生を目指している方や、

既に書道やペン字の先生をしているけれど一層スキルアップしたいという方の中には

「文部科学省後援・硬筆書写技能検定を受けて資格を取りたい!」

と考えている方もいらっしゃるかと思います。

特に、硬筆検定の1級を取得すると

公的に指導者にふさわしい腕前があることを認められるので

持っていて損はない資格だと思います。

そこで今回の記事では、実際に私が1級を取得するまでに使用して

「これは良い!」と感じた教材や文房具などを

一挙にご紹介していきたいと思います。

硬筆書写技能検定の公式テキストを確認しよう

硬筆検定を受けるときには、試験形式から確認していきましょう。

受験の時に志望校の過去問を研究するように、

硬筆検定も「どんな問題が出るのか」をしっかり把握したうえで試験に臨むことが

大切になってきます。

こちらのテキストは、日本書写技能検定協会がおすすめしているテキストで

私自身もお世話になった教材であります。

まずは、こちらのテキストで試験に受かるためのポイントを押さえていきましょう。

 

 

【旧版】硬筆書写検定の手引きと問題集

こちらは、検定試験が文部科学省「認定」だった頃の過去問題集です。

検定試験の形式は、基本的に大きく変わることはないので

何年分も解いておくといいと思います。

私自身も、最新版の過去問だけでなく

10年以上前に発行された過去問を入手して対策&練習を重ねていました。

 

 

【メイン】楷書・行書・草書を学べる「書きかた字典」

字形と線質が最高級!王道の美文字が分かる

字にはさまざまな流派がありますが、

私の知る限り、1級で文部科学大臣賞を取るような方

「個性的な美しい字」ではなく「特徴のない端正な字」を書かれていました。

また、私自身もその方向性で字を磨き、1級の中で優秀賞を受賞しました。

よって、「書写の教科書に出てくるような端正な字」を書けるようにすれば

合格に近づくと言えるでしょう。

 

 
 
こちらの字典は万人が美しいと認めるような、非常に端正な字が掲載されています。
 
字を練習するときに字形や線質を確認する場合は、
 
こちらの字典で調べるのがおすすめです。
 

柔らかい草書を学ぶのにおすすめ

こちらの字典は、主に草書を学ぶのにおすすめです。

先程ご紹介した書きかた字典でも草書を学ぶことができますが、

こちらは、より柔らかく崩されています。

私は、楷書はカチッと、草書は柔らかく書きたかったので、

2つの字典を併用して練習していました。

 

 

ひらがな・カタカナの基礎を学べるおすすめ教材

ひらがな・カタカナで字の印象の8割が決まる

意外かもしれませんが、文章は約7割はひらがな、約1割がカタカナで

構成されています。(漢字は2割程度)

つまり、ひらがなとカタカナを練習するだけで、字全体の印象は大幅にアップします。

 

 
 
こちらのテキストは、書きかた字典の著者でもある
 
宮澤正明がお手本を書かれていますが、ひらがな・カタカナの基礎を
 
正確に学ぶことができます。

字形を徹底分析できる「米字格ノート」

書き取り帳のマスに対角線が加わった「米字格」

米字格ノートは普段から私が愛用しているもので、

字をマスのどこに配置すれば良いかがよく分かるようになります。

1マスが1.5㎝×1.5㎝の大きさで、

ボールペンの練習にはちょうど良い大きさとなっています。

 

 

【掲示文】B4のコピー用紙

硬筆検定の中には掲示文を書く問題があるのですが、

大きさはB4のコピー用紙ほどです。

 

 

 

ペン先が安定する「硬筆用下敷き」

ペン先が滑りすぎる問題を解決してくれる

ボールペンは鉛筆よりも摩擦が少ないので、机のようなツルツルしたところで書くと

ペンもスルッと滑ってしまいます。

こちらは柔らかい下敷きなのですが、ペン先が必要以上に滑ることを防いでくれます。

 

おすすめのペン

サラサボールペン

サラサボールペンは滑らかな書き心地が特徴です。

インクの発色も黒々として艶やかなので、字も綺麗に見えやすいです。

私は、主に横書きの作品に使用していました。

詰め替え用もあるのですが、何本もストックしていました。

 

 

プラマンペン

プラマンペンは、線の強弱を出せる水性のペンです。

私は、主に縦書きの作品に使用していました。

特に三体(楷書・行書・草書)の問題は、字を大きめに書くので、

このプラマンペンのようにある程度太い線も出せる方が

立体的な字を書くことができます。

 

 
 
一方で、このペンはペン先が万年筆のような形状をしているので、
 
ボールペンと同じ要領で書くと、「パチン」とペン先がはじけて
 
インクが飛んでしまったり、
 
ペン先の紙に対する角度によって、線が細くなりすぎたり、太くなりすぎたり
 
するので、慣れるまでは少し苦労する可能性があります。
 
私も初めは、上手く扱えませんでしたが、慣れると綺麗な線が出せるようになります。
 

【掲示文】コピックペン

掲示文はサインペンなど太いペンで書くようにという、ペンの指定があります。

筆ペンは使うことができないのですが、普通のサインペンだと

起筆や終筆を綺麗にまとめることが難しくなります。

そこで私は、こちらのコピックペンを使っていました。

 

 
 
筆ペンとサインペンの間のような書き心地で、
 
大きめの字も綺麗に仕上げることができます。
 

【掲示文】下書きに使う定規は30㎝は必要

掲示文を書くときは、書く前に字の配置や構成を考えて下書きをするのがおすすめです。

竹の物差しも使ったことがあるのですが、しっかり押さえないと浮いてしまうので、

アクリル製のものを使っていました。

 

 

試験日程や検定情報は日本書写技能検定協会のサイトから

検定試験の日程確認や申し込みはこちらからできるので、

適宜、確認しておくといいと思います。

問題例と解答例|一般財団法人 日本書写技能検定協会
硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定の問題例と解答例を1級・準1級・2級・3級・4級・5級ごとにご紹介しています。ご参考にご覧ください。

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