こんにちは!
清晏(せいあん)です。
字を書くのが苦手な人が人生で1度は言われたことのあるフレーズ…
それは、
「もっと、字は丁寧に書きなさい!」
です。
…(・ω・`)
…いや、そんなの知ってるし。
…ていうか、これでも丁寧に書いてるつもりなんですけどー٩(๑`^´๑)۶
と言う声が聞こえてきそうですね。
実際、丁寧に書くだけで綺麗な字を書けたらこんなに苦労してないよ!って感じだと思います。
現実は沢山の人が自分の字に頭を悩ませているのです。
そこで今日は、
「丁寧に書きなさい」と言われ続けている人が綺麗な字を書けない理由
についてお話ししていきたいと思います。
①丁寧に書く=綺麗な字 ではない
「丁寧に書きなさい。」というセリフは、手抜きで字が雑になってしまっている人を反省させる為に言うのは良いのかもしれませんが、
手抜きでも何でもなく、至って真面目に書いている人から言わせると、二重苦以外の何物でもありません。
これって、数学が苦手な人に「もっと、よく問題を読んで考えなさい!」とアドバイスしているくらい効果がないんですよね。
数学が苦手な人の原因の1つに、「公式を使いこなせない(覚えていない)」というものがあります。
それと同じで、整った字を知らなければ、どれほど丁寧に書いても綺麗な字は書けません。
丁寧に書くことも大切ですが、それより整った字が何であるのかを知ることの方が先決です。
なので、「丁寧に書きなさい!」と言われて落ち込んでいる人には、「そこが根本原因ではないんだよ。」と言わせていただきます。
②字を綺麗に書くための環境作りが大切
人間は、自分が思っているよりも無意識に、周りの環境に影響されながら生きています。
この世の全ての文字が、書写の教科書のお手本の字で書かれていれば、さぞかし国民のペン字スキルは向上するのだろうな…と思うのですが、
現実は、小中学生の頃から印刷活字の「漢字ドリル」を使って「書き取り」をしています。
勿論、「漢字ドリル」も「書き取り」という宿題も、字を綺麗に書く為というよりは、漢字を覚え、反復学習させることが目的なので、それ自体を批判したいのではありません。
ただ、字を綺麗に書きたい人にとって、綺麗な字が身近に溢れていないということは不利な環境に身を置いているのと同じなのです。
だからこそ、「字を綺麗に書けるようになりたい!」と望むのであれば、綺麗な字にいつでも触れられる環境を自ら作ることが大切です。
幸い今の時代は、通信教育、オンライン授業、YouTube、市販のペン字練習帳など、様々な選択肢が用意されています。
つまり、理想の環境を手に入れやすい社会になってきているということです。
「自分はどの環境で字の練習をしていくのが良いのだろう?」とお悩みの方は、以下の記事もご覧下さい。

③劣等感を植え付けられていくことの危険性
「劣等感」は取り扱いに注意が必要な感情です。
「劣等感をバネにしたからこそ、ここまで頑張ってこれました。今もこの結果に悔いはありません!」
という方は、劣等感を良い方向に活かせた方だと思います。
しかしながら、積もりに積もった「劣等感」が自分の心を覆い、場合によっては再起不能になる程追い詰められてしまう人がいることも事実です。
そうなってしまうと、いくら頭で考えて自分を奮い立たせようとしても、心が追いついていきません。
なので、私は普段から
「人の成長に部分否定は必要だが、全否定は必要ない。」
と考えるようにしています。
字の練習でいうなら、自分の書いた字に対して
「この右払いはもう少し伸びやかな方が良いよね。」
「この字形は一から学び直さないといけないね。」
と、部分的にダメ出しをすることはあっても、
「こんなに書いているのに、全然上手くならないなんてもう辞めたほうがいいんじゃない?」
「何度やっても、上手く書けないのに何故そんなにしがみついてるの?」
などの自分の本質に関わるようなダメ出しは劣等感を刺激し続けてしまうので、しないようにします。
他の人に対して言ったら明らかに「いじめ」認定されることを自分にもやってはいけません。
自分に1番寄り添ってくれるコーチは技術を教えてくれる指導者ではなく、「自分自身」です。
また、自分の内面トークに1番影響を受けるのも「自分」なのです。
そう考えると、いかに自分の心を整えることが大切かと思わされますね。
④正しく練習していれば、不安は軽減される
未来に対する不安の原因は
「このまま突き進んで、果たして本当に欲しい成果は得られるのだろうか?」
ということだと思います。
上手くいかないかもしれないと思うと行動を起こせなくなったり、その欲望自体を抑え込んで無かったことにしたりすることもあるかもしれません。
それでも私は、上手くいくという前提を持ち、実際に成果を上げる為の方法を探し、実践していくことが大事だと思っています。
根性論ではなく、実際に結果を出している人から技術を教わったり、心の在り方を学んでいくことが望む未来への近道です。
⑤まとめ
極論かもしれませんが、出来ない原因を探す人がこの世に溢れてしまったら、個人も社会も豊かになることは難しいと思います。
逆に、出来る理由を探して実践して成功させることが、個人と社会にとっての希望や幸せに繋がります。
なので、もし周囲の人から自分を否定されるかのようなことを言われたら自分を責めるのではなく、さらっと交わすようにしていきましょう!
それでは、今回はこの辺で!