【メタ認知とマインドフルネス】手書き文字は「今、この瞬間に集中する」を積み重ねている

硬筆(ボールペン・水性ペン・鉛筆、他)

こんにちは!

 

清晏(せいあん)です。

 

最近、ペン字や書道の練習をしている人から、「字を書いていると気持ちが落ち着く。」という声を聞きます。

 

また、自分は字を書かないけれど、ボールペンでノートに字を書いている時の音を聞くのが好き、という方もいるとのこと。

 

どうやら、字を書くことには精神を安定させる効果があるようです。

 

巷では、「マインドフルネス」という言葉が流行っていますが、

 

調べてみたところ、

 

意図的に今の瞬間に意識を集中させ、善悪の判断を下さず、自分の中に流れてくる感覚や思考、気持ちなどに気づけている状態のことを言うそうです。

 

私は、マインドフルネスの専門家ではないので、学術的なことを詳しく語ることはできませんが、

 

字を書くことマインドフルネスには相関性があると感じています。

 

そこで、今回は、手書き文字が心にもたらす影響について、実体験を踏まえながらお話していきたいと思います。

①人は1日に60,000回思考している

過程に集中することが絶対条件

何よりも過程が大切なのが字の練習です。

 

1つの線が全て一発勝負であり、過程がダイレクトに結果に繋がります。

 

できていない部分は隠蔽できず、すべてをさらけ出さねばならない。

 

それが、ペン字や書道なのです。

 

思考→判断→表現というプロセスを短いスパンで繰り返し行えるのが字の練習なのです。

 

60,000回の思考を1点に集中させると…

人は1日に60,000回思考し、その9割が同じことの繰り返し、

 

また8割がネガティブな思考だと言われています。

 

つまり、48,000回もネガティブな思考をしているということです。

 

「日々頭の中を巡っているネガティブ思考のおかげで、リスク回避ができているし、人生が充実しているよ!」という人は、このままでもいいのかもしれませんが、

 

「自分のネガティブ思考は、あんまり意味ないな…。」という人は、見直す必要があります。

 

ネガティブ思考も、着実に物事を進めていくうえで大切な要素ではありますが、

 

あまりに量が多すぎると、前に進めるものも進まなくなってしまいます。

 

なので、自分で意識的に思考のクセを改善していく必要があるのです。

 

ただ、自分の意志だけでは、思考をコントロールするのは難しいと思うので、自分の思考を刺激する情報を身の回りから遠ざけることがおすすめです。

 

例えば、書道やペン字の練習をするときは、机の上からスマホや時計、ティッシュ箱など、直接字を書くこととは関係ないものは全て視界に入らない場所へ動かします。

 

今、本当にすべきことだけに集中できる環境を自ら作り出すことで、思考もコントロールしていきましょう。

 

60,000回の思考を、自分が本当に望むものだけに向けたら、とんでもなく凄い成果が出ると思います。

②「今」この瞬間を生きると幸福感が高まる

マインドフルネス瞑想以外に今を生きる方法はある?

先程も説明しましたが、マインドフルネスとは、意図的に今の瞬間に意識を集中させることです。

 

また、善悪の判断を下さず、自分の中に流れてくる感覚や思考、気持ちなどに気づけている状態のことを言います。

 

ちなみに、マインドフルネス瞑想は、そうしたマインドフルな状態を作る為のトレーニングですが、

 

これをすることによって、緊張・うつ状態の改善、ストレス耐性・感情コントロール力の向上、記憶力・集中力の向上など様々な恩恵が得られるそうです。

 

マインドフルネス瞑想が習慣化されていたり、自分に合っている方はそのまま継続すると良いと思いますが、

 

別の方法でもマインドフルネス瞑想と同じような効果が得られると私は考えています。

 

それは、「好きなことに集中する」ということです。

「好きなことに集中」することは人生を豊かにする

自分の好きなことに意識を向け、それに没頭していくという行為は自分の内面を満たしてくれます。

 

例えば、私の妹はアニメオタクなのですが、好きなアニメやキャラクターを見ている時は、

 

まるでおいしいものをほおばっているかのごとく、この上なく至福の顔をしております( *´艸`)←

 

他にも、

 

・スポーツをしている時

・絵を描いている時

・自転車の整備をしている時

・機械を分解・組み立てをしている時

・ロボットを作る時、科学の実験をしている時

・ネイルアートなどの細かい作業をしている時

・洋服や化粧品を選んでいる時

・お気に入りの動画を見る時

 

…日常生活にはいくらでも好きな時間があると思います。

 

「没頭できるほど好きなことなんてないよ。」と思っている方もいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。

 

好きなお菓子や食べ物を口にする瞬間、同僚や友達と意気投合して笑いあった瞬間、

 

ごみを遠くから投げて、運よくごみ箱に入り「よっし!」と思った瞬間、

 

部分、部分でみれば1点に意識が集中している場面は結構あるものです。

 

雑念がなく物事に没頭している時は、自分がどんな状況に置かれているのかを把握し、

 

できる限りその状態を作り出していくことが、1つのことに集中するコツだと思います。

③【メタ認知】すべてを意識下において練習する

メタ認知とは、自分が認知していることを、更に高次から認知し、客観的に眺める力のことをいいます。

 

マインドフルネスを継続させていくとメタ認知の力が高まるといわれています。

 

感情をコントロールできるようになると、無駄なエネルギーの放出を抑え、

 

代わりにそのエネルギーをどこに向けるべきか、冷静に判断できるようになります。

 

ペン字の練習がメタ認知に繋がるのは、字を書くという行為を通して、

 

その字そのものや、自分がどのようにペンを動かしたかなどを客観的に観察しているからです。

 

メタ認知能力が高くなるにつれ、自分の思い通りにペンを動かす力が高まったり、修正点に気づきやすくなります。

 

なので、字を書くときは主観的に書くのではなく、お手本と自分の字を比較しながら字を客観視していくと良いと思います。

④【精神安定】字が綺麗になるだけにとどまらないのが、ペン字練習の魅力

ただ字を書くという行為の中にも、たくさんの効用が含まれていることがペン字練習の魅力です。

 

また、手書き文字の字形や線質には、技術的な部分だけではなく、自分の精神状態が表れます。

 

故に、紙に記録として残すことで、自分がマインドフルネスの状態を保つことができたか、

 

メタ認知能力が向上したかをチェックすることができます。

⑤まとめ

以上、手書き文字と、メタ認知・マインドフルネスの相関性についてお話させていただきました。

 

情報の波に飲まれやすい現代において、精神を落ち着ける時間があることは心の救いになると感じます。

 

私の場合は、ペン字や書道など、字を書くことが精神の安定に繋がっているので、これからも続けていきたいと思います。

 

それでは、今回はこの辺で(^_-)-☆

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