こんにちは!
清晏(せいあん)です。
子供の頃は読みやすい字を書けなくても仕方ない、と特に気にしてこなかった人も、
大人になって「あれ、字が上手く書けないな。」と気づいてしまった人がいると思います。
今回は、「練習しなくても、大人になったら自然に字は上手くなるの?」というテーマなのですが、
結論から言うと「自然と」上手くなるのは難しいです。
とはいえ、大人になってから字を上達させるのは可能です。
この記事では大人が綺麗な字を書けない原因と、それを克服する方法をお伝えしていきたいと思います。
それでは、早速いきましょう♪
①大人になれば、自然と字は上手くなるのか?
私は子供の頃、学校の先生の字を見ていて
「大人になったら、みんな綺麗な字を書くようになるんだろうな。」
と、漠然と思っていました。
特に、小学生の先生は黒板の字が読みやすくて綺麗だったという印象があって、そのようなイメージが湧いたのだと思います。
しかし、自分の年齢が上がるにつれて、そうでもないと気づくようになりました。
普段から字を書いているからと言って、その字に対して「読みやすく書こう」という意識がなければ、自然と上達するということはないのだと感じました。
②大人が綺麗な字を書けない原因
大人になると、仕事上、パソコンやスマートフォン、タブレットに向き合う機会が多くなる人が多いです。
それは何を意味するかというと、手書きの綺麗な字を見る機会が減る、
つまり、綺麗な字を書きたいと思っても、それを実現させる為の環境に恵まれにくくなるということです。
子供の頃は、割と綺麗な字を書けていた人でも、久しぶりに書いてみたら、「なんで、こんなに字が崩れてるんだ?」と感じることがあります。
子供の頃は、まだ書写の授業もありますし、学校生活の中で手書きの綺麗な字に触れる機会は少なくありませんが、
大人になって、デジタル文字に囲まれるようになると、
いざ、字を書こうとしたときに、綺麗な字がどんなものであったのか、頭の中に思い描けないのです。
③【年齢は関係ない!】字は練習した分だけ上手くなる
実は字を綺麗に書けるようになるか否かは、子供か大人かということはあまり関係ありません。
ただ、大人になってからの方がメリットになる部分もあります。
それは、「要領を掴んで練習する力」があるということです。
今から、効率的に練習を進める為のポイントを簡単に説明していきたいと思います。
綺麗な字を書く為の準備と手順
①ノート選び
ただの紙に書くよりは、マス目のあるノートを使って書くことがおすすめです。
マス目のあるノートを使うと、字形を取りやすくなったり、字の中心や配置を理解しやすくなったりするからです。
マス目のあるノートとして、書き取り帳が有名だと思いますが、
書き取り帳以外では、「米字格ノート」というものもおすすめです。
書き取り帳でも良いのですが、この米字格ノートは、縦と横の中心線以外にも、マスに対角線が引いてあります。
線が多い分、目印も多くなるので、より字形を整えやすくなります。
ちなみに私もこの米字格ノートは愛用しております。
②ペン選び
どんなペンを選ぶかも重要です。
水性ペン、油性ペン、万年筆、ボールペンなど、ペンにもいろいろ種類がありますし、
ボールペンの中にも、油性、水性、ゲル、といったタイプがあります。
ペンのおすすめの太さとしては、0.5mmを基準に選んでいただければと思います。
0.3mmでも綺麗に見えるのですが、字の練習という観点では0.5mmくらいの太さがあった方が、線に強弱をつけることができます。
逆に、0.7mm以上の太さだと、書き慣れていない人の場合、字の余白が潰れてしまう可能性があります。
③ひらがなから練習する
読みやすい文章はひらがなの割合が約70%と言われています。
つまり、ひらがな48字を綺麗に書くことができれば、文章全体の印象が良くなるということです。
ちなみに↓の記事では、ひらがなが文章に与える影響を詳しく書いているので、ご覧ください。
④お手本をなぞる
お手本を上からなぞるという練習方法は、王道ですね。
書き方を手に覚えさせることが目的なので、
1回、2回と言わず、何度も反復して練習する必要があります。
コツとしては、正しい書き順で、字形やマスに対する字の大きさ、バランスを意識して書くことです。
そして、「トメ」「ハネ」「ハライ」などの点画を意識しながら書いていきます。
なぞり書きの効果を倍増させる為には、こちらの記事も参考になります。
⑤お手本を見ながら書く
お手本は漠然と見るのではなく、
•筆順
•全体の字形
•字の中心や重心
などを、細かく分析しながらみる必要があります。
お手本への洞察力は、練習を重ねる度についてくるものなので、
最初の頃はいきなり全てを注意して書こうとするのではなく、
「この1ヶ所だけ、気をつける!」
というように、ポイントを絞って練習すると良いと思います^^
⑥お手本を見ないで書く
「お手本を見ながらであれば、おおよそ端正な字を書ける」
という段階に来たら、今度は手本を見ないで書いてみましょう。
実際にやっていただくとわかるとおもうのですが、
手本を見ながら書くのと、脳内の手本の記憶を頼りに書くのとでは、感覚が違ってきます。
手本を見ながら書くのはインプットで、手本を見ないで書くのはアウトプットです。
手本を見ないで書いていると、「あれ?ここはどう書くんだっけ?」と思う部分も出てきます。
そういうときは、一通り書いた後、手本を答え合わせのつもりで照らし合わせて見ましょう。
④大人から始めるペン字はメリットがたくさん!
読みやすく、綺麗な字を書けるようにするには、「正しい練習方法を継続的に行う。」ことにつきます。
年齢を問わず、費用もかからないペン字は継続を遮る壁も特にありません。
また、綺麗な字を書けるようになるだけでなく、練習しているその時間自体がマインドフルネスにも繋がるので、一石二鳥だと思います。
⑤今回の記事のまとめ
大人になれば、自然と綺麗な字を書けるようになるわけではありませんが、
大人になってから練習を始めても、十分読みやすい字や、綺麗な字を書けるようになります。
綺麗な字を書きたいと思いつつ、もう大人だから…と諦めていた人には、
「今からでも遅くないですよ!」
と、伝えたいです。
このサイトでは、さまざまな視点から綺麗な字を書くコツを紹介しているので、
興味があれば、他の記事も覗いてみてください^^
それでは、また!