こんにちは!
清晏(せいあん)です。
「綺麗な字を書きたいけど、どういう人が綺麗な字を書けるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
実は、字のスキルは生まれ持った才能は関係なく、後天的に伸ばしていくことが可能な分野なのです。
そこで、綺麗な字を書く人の5つの特徴を紹介していきたいと思います。
初心者の方でも、練習すれば鍛えられるものばかりなので参考にしてみてくださいね。
①観察眼がある
観察眼は字を綺麗にする上で大切な要素です。
せっかく素晴らしいお手本が目の前にあっても、本人に観察眼が無ければ良さを見抜くことはできません。
字を書く時は、書く面に対する字の配置、縦画と横画のバランスを、横画が多い漢字はそれぞれの長さの比率も考えなければいけません。
字を綺麗に書くならば、絵を描くように細かい所に気を配って書く必要があります。
字は一画目の書き方で、字の大きさや字形が決まるほど、最初が肝心です。
一画目で失敗したり、細かい部分が崩れると字のバランスが少しずつ崩れてしまいます。
字が綺麗な人は観察眼が優れているので、全体の字形に気を配りながらも、とても細かい部分にまで意識がいきます。
だからこそ、字が上手になっていくのです。
因みにこの能力は後天的に発達させることが可能です。
観察眼の優れている方は、初めからそうであったわけではなく、様々な綺麗な字を繰り返し見て書いていく中で、自分の無意識の中に美しい字形を刷り込んでいます。
そうした訓練を積むことで、論理的にも感覚的にも綺麗な字がどういうものであるのか、理解できるようになります。
②字全体の構成をしっかり考える
字を綺麗に書く人はバランスだけでなく構成もしっかり考えます。
字を書く時は基本的に1字だけ書く、ということはありません。ある程度まとまった文章を書きます。
よって、1字1字を綺麗に書くだけでなく、連なった字が全体として美しく見える必要があります。
せっかく1つ1つの字は上手なのに、全体として見ると何度なくバラバラに見える…ということがあってはもったいないですよね。
綺麗な字を書く為には、「木を見て森も見る」必要があるのです。
なので、字を上手に書く人は構成には凄くこだわります。
バランスよりもこだわる人もいる位です。構成によっては、全く違う書風になったり、普段の字より何割増しか綺麗に見せたりすることも可能です。
いかに字の美しさを最大限に伝えれるか?それは構成力にかかっていると言っても過言ではないと思います。
1字1字をきっちり書けるようになったら、次はしっかりと構成を考える段階にステップアップしていきましょう^_^
③正しい方法で字をたくさん書いている
当たり前かも知れませんが、字が綺麗な人は字をたくさん書いています。
それも、闇雲に書くのではなく「綺麗な字を書く。」という目的をもって取り組んでいます。
字の上手さって、才能で決まると思っていませんか?
しかし、実際は才能の有無ではなく、継続して練習に取り組む忍耐力が大事なのです!
字が上手な人達だって、最初から上手くいった人は少ないでしょう。何度も字を書くという努力を積み重ねてきたのです。
字が綺麗なのは、あくまでも、その結果に過ぎません。
④直線・曲線を上手に書くことができる
字が綺麗な人は、直線・曲線を上手に書くことで、字にメリハリや強弱を付けています。
実際に字を書いてみると分かると思いますが、字の大部分が直線と曲線で構成されています。
つまり、直線と曲線を制することが、美しい字を書くことの1つの前提になります。
初心者の人はまずは直線・曲線を書く事から始めるくらい、字を書くうえでとても大事な要素です。
基本がしっかりできている人ほど、字を書く能力も高いといえるでしょう。
⑤筆順(書き順)を意識している
筆順は「正しい、正しくない」という視点で考えるよりかは、
「このように書くと、整った字を書きやすいですよ。」と、先人からメッセージを伝えられていると捉えた方が良いでしょう。
実際、学校で教えられた筆順は「字形が整う・効率的に書ける・覚えやすい」を念頭に置いています。
つまり、自分で新たに筆順を開拓するより、模倣した方が上手く行く可能性が高いのです。
もし、筆順が曖昧になっている方は是非一度確認してみてください。
⑥まとめ
以上、5つを紹介させていただきました。
これから字の練習を始める人は、これらを参考に練習を進めて貰えると良いと思います。
また、今まで字を練習した方もこの機会に改めて確認して意識してみて下さい(^-^)
それでは、また!