こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今回は、前回の記事の続編として、
「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変える5つのステップ
というテーマでお話していきたいと思います。
前回の記事はこちらです。
好きなことだけやり続けられたらどれほど楽しいのだろうと思うこともありますが、
現実的には「好きなことだけ100%」とは、なかなかいかないと思います。
それでは、嫌いなことや苦手なことにはどのように向き合っていけば良いのでしょうか?
我慢して忍耐強くやるのも良いですが、わざわざ嫌なこと・苦手なことをしたいと思う人は少ないでしょう。
そもそも、人が嫌いなことや苦手なことに向き合うときは、大概
①克服することでメリットがある
②克服しなければ、何かしらのリスクを被る
の2パターンに分けられます。
つまり、
嫌いだ、苦手だと言いつつも、その物事に着手するのは、
何らかの恩恵を授かれると思っているからなのです。
だとしたら、
「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えてしまえば、ストレスに押しつぶされることなく、楽しく物事に取り組めると思うのです。
①「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えるステップ1
「嫌い・苦手」 「好き・得意」って、どう決まる?
「嫌い・苦手」というものは自分の価値観によって生まれることが多いです。
また、好き嫌いがあるからこそ、その人の人柄が浮かび上がってきます。
では、「嫌い・苦手」なことと「好き・得意」なことの違いはどこから生まれるのでしょう?
現時点での私の見解は、
「情報量の違い」
だと考えています。
「嫌い・苦手」を「好き・得意」に変える情報の集め方
まず、「嫌い・苦手」という感情が生まれる原因として、
①その物事に対する理解が浅い(情報量が少ない)
②その物事のデメリットだけに焦点を当てている
というものがあります。
どのように「好き・得意」に変えるかというと、①②の逆をしていきます。
つまり、
その物事のメリットに焦点を当てて、それにふさわしい情報をたくさん入手するということです。
例えば、「綺麗な字を書けるようになりたい。」と思ったら、
本でも、YouTubeでも良いので、綺麗な字を書けることのメリットを調べていきます。
そうすると、段々「綺麗な字を書きたいな。」という意識が自分の中に生まれてきます。
また、もう一つ意識してほしいのは、
その物事に対してデメリットを見出しているメリットは何か、に気づくことです。
これ、結構大切なことです。
例えば、先程の例で「綺麗な字を書きたい、でもやる気が起きない。」となっている場合、
読みにくい字のままであることのメリットを考えるのです。
・練習する手間が省ける
・字の練習をしなければ、他のことに時間を費やすことができる
・走り書きの方が字を書くスピードを上げられる
…こうしてみると、字が綺麗でないことに無意識的にメリットを見出しているから、イマイチ練習に身が入らないことが分かります。
読みにくい字のままでいるというデメリットの中に見るメリットと、字が綺麗になることのメリットの両方の視点を持って考えることで、
自分が本当はどうしたいのかが分かります。
いろいろ考えた結果、「やっぱり綺麗な字を書きたい。」という意志が固まった場合は、デメリットの中に見るメリットの解釈を変えていく必要があります。
・練習する手間が省ける→練習している時間自体が集中力を高めるので、有意義な時間になる
・字の練習をしなければ、他のことに時間を費やすことができる→字の練習をしなければ、結局だらける時間と化す
・走り書きの方が字を書くスピードを上げられる→綺麗な字を書けるようになった方が、走り書きの字も綺麗になる
というように、綺麗な字を書くという目標に沿ったメリットに変換していくと気持ちが固まってきます。
②「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えるステップ2
気持ちを固めたら具体的な計画を立てる
先程の例でいうと、
ステップ1で「綺麗な字を書きたい。」という気持ちが固まった後は、
その目標に到達できるように、具体的な計画を練っていく必要があります。
前提として、物事が上手くいかないのは「上手くいかないやり方」を選択してしまっていることに原因があります。
例え、苦手なことでも「上手くいくやり方」を選択して行動していけば、おのずと臨んだ結果がついてきます。
つまり、気持ちが固まった後、どのような手段で物事に取り組むかが非常に重要になってくるのです。
特に、練習環境や使用する教材・教わる先生は結果に大きな影響を与えます。
↓それらのことについては、こちらの記事で紹介しております。
③「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えるステップ3
具体的に何が苦手なのか分析・把握する
「苦手なこと」の中でも、具体的にどこが苦手なのかを把握することは重要です。
「なんとなく苦手」「なんでか分からないけど嫌い」という感じだと、修正しようにもしにくいですからね。
また、苦手な部分は、個別的なものばかりではなく、意外と共通点を見いだせることが多いです。
例えば、いつも読みにくい字を書いてしまう人の中には、どの字にも共通して、無意識に出てしまっている「クセ」があると思います。
・右上がりが強すぎる
・すべての点画ではらってしまっている(トメ・ハネ・ハライが曖昧)
・字を縦長に書きすぎている(字形を把握できていない)
…人によってそれぞれですが、こんな風に綺麗な字を書けない原因を可視化して理解することが大切です。
また、せっかく注意点が分かっても忘れてしまったり、同じミスを何度も繰り返したりしたら改善されないので、
注意点は頭の中にとどめておこうとするだけでなく、実際に書き込んでメモとして残しておきましょう。
④「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えるステップ4
その分野が「好き・得意な人」から教えてもらう
自分の意識や行動を変える、一番手っ取り早い方法は、
その分野が「好き・得意な人」から教えてもらう
ということです。
人間は、自分が思っているより、自分の属している集団に影響を受けやすいです。
その性質を利用して、なりたい自分になれる環境に身を置いてみましょう。
上手くいかない人は「上手くやり方」をしている人(=プロ)のもとで、「上手くいく方法」を理屈と感覚の両方をもって、脳と心身に染み込ませていくことが大切です。
また、プロに教えてもらうということは、
大きな結果を出している人を身近で観察したり、分析したりできるということです。
私自身も、プロのもとで習っていた時は、
・再現するためにはどのような技術が必要なのか
・上手くいくためにやってはいけないことは何なのか
・どんな情報を参考にし、どこからその情報を仕入れているのか
ということを質問していました。
「嫌い・苦手なこと」を「好き・得意」に変えたい時は、その分野のプロに教えてもらうのが近道です。
プロは長い時間をかけて知識や技術を洗練させてきているので、どこを省いて、何に力を注ぐべきか見分けることができます。
一方、初心者の方や苦手意識が強いまま物事に取り組んでいる場合は、その見極めが難しいです。
苦労しているのに上手くいかないという時は、実は相当遠回りなやり方を選択してしまっているという可能性も大いにあるのです。
目的地に辿り着きたいのに「上手くいかない道」を自ら選択していることに気づけないと、いつまでもいばらの道を歩き続けることになります。
そういったことにならないためにも、プロの方の力を借りることをおすすめします。
⑤「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変えるステップ5
成長していることを自覚する
できなかったことができるようになることは、人生に刺激と変化を与えてくれます。
できることが増えると、能力が高まって成長を感じられるのは勿論のこと、
人生の選択肢や可能性が広がっていきます。
…こう考えてみると、「嫌い・苦手」が「好き・得意」に代わるって、結構楽しいことなんじゃないかなって思います。
完璧でなくても、昨日の自分より少しでもできるようになったことがあれば、その事実を認めて自信に変えていきましょう。
・今日は○○ができた
・今日は○○と△△までできるようになった
というように、小さな成長を積み重ねれば、いずれ想像もつかなかった大きなところに自分を連れていくことができます。
何もしなければ何も始まりませんが、1つでもコマを進めればいずれゴールに到達できますからね(^^)
⑥今回の記事のまとめ
以上、「嫌い・苦手」なことを「好き・得意」に変える5つのステップ、というテーマでお話させていただきました。
好きなことを極めることは、苦手なことを克服するということでもあるように思います。
今の自分ができることから、少しづつ変化を起こしていきましょう(^ω^)
それでは、今回はこの辺で(^_-)-☆