【反復は意味がない?】質の良い反復練習と質の悪い反復練習の違いを解説します!

硬筆(ボールペン・水性ペン・鉛筆、他)

 

こんにちは!

清晏(せいあん)です。

今日は反復練習をテーマにお話ししていきたいと思います。

勉強でも、スポーツでも、あらゆる分野で反復練習は大切にされていますよね。

特に、基礎的な部分を身に付けたい場合は、繰り返し行うことで感覚に落とし込んでいきます。

小・中・高の数学のように正しい過程というものが存在していて、真偽が明確に分かるものは反復練習をしやすいのですが、

明確な公式がなく、感覚による部分が大きい分野に対しては、どんな反復練習をすれば結果に結びつくのか気になりますよね。

試行錯誤するにも遠回りは極力避けたい、こうした方に向けて効率的な反復練習の方法についてお話していきたいと思います!

練習の大半は反復練習である

何か物事を上達させたい時は、同じことを繰り返し積み上げる期間が必要になります。

練習はつまみ食いのように新しいことばかりやるわけではないので、少し退屈に感じるかもしれませんが、正しい反復練習が結果につながる道を作ります。

英単語や漢字を覚えるときなどが良い例ですが、何も頭に情報が入っていない場合、正しい文字を繰り返し書いたり、目を通したりする期間がどうしても必要です。

また、1,2回書けば覚えるという人もいれば、10回くらい書いてもなかなか覚えられないという人もいると思います。

一見単純に見える反復練習ですが、この期間が人によって違うことで上達具合にも差が開いてくるのです。

上手くいく反復練習の基本原則

①ポイントを押さえている

ポイントを押さえるためには、そもそもポイントがどこなのかを見つける必要があるのですが、

あなたがその分野の初心者の場合、自分の目で見て見抜こうとするよりも、複数のプロの目を使った方が上手くいきます。

プロの目を使うというのは、実際に専門家に頼み込んで教えてもらうということを指すだけではありません。

私はペン字のサイトを制作しているので、今から綺麗な字の書き方を例に「プロの目の使い方」をお伝えしてこうと思います。

例えば、あなたが「あ」という字を綺麗に書きたいとします。

その場合、まずは2つ以上のお手本を準備します。(このお手本は辞書やペン字練習帳、ネットに上がっているペン字講師の字などを参考にしてください。)

また、この際、お手本は書き方のポイントが書き込まれているものを選んでください。

お手本を見ていただくと分かりますが、「あ」の字は

1.二画目が縦の中心線の上から始まる。

2.二画目は反らして書く。

3.三画目の転折(線の進む方向を変える部分)は軽く止める

4.三画目の最後は大きく曲がる

ということが、どのお手本にもコツとして書いてあります。

つまり、どのお手本にも書いてあることはある意味、綺麗な文字の世界でのルールなのです。

自分の頭を「”あ”を綺麗に書くにはどうすればいいか?」と悩ませる方向に使うのではなく、答えにたどり着くように、「調べること」に使ってあげれば良いのです◎

②ポイントに意識を集中させている

①でポイントが分かったら、次はその部分に意識を集中させます。

一度にすべてのことを気を付けるのは難しいという場合は、1つ1つこなしていけば大丈夫です。

③同じことをやっているように見えても、着眼点は変えている

反復練習をしている時は、どうも上手くいかないということがよくあります。

そういう時は、そのやり方が正しくない可能性があります。

例えば、先程の「あ」の例でいくと、「三画目の最後は大きく曲がる」という部分が意外と難しいんですね。

緩やかにカーブを描きたいのに、なぜかカクカクしてしまったり、思うように線が引けなかったりします。

この事実に気づいたとき、同じことを繰り返さないようにするためにはやり方を変えるしかないのです。

例えば、線がカクカクしている人は、はらうときに急にペン先の動きを速くしてしまっている可能性が高いです。

なので、今度はその反対の動きをします。

はらいが近づいてきたときこそ、焦らずにゆっくりペンを動かしてみて下さい。

余計な力みが取れて、滑らかな線が書けていることと思います。

このように、一見同じようなことをしているように見えても、着眼点を変えて練習することが大切なんですね。

④適切なアドバイスをしてくれる指導者がいる

質の良い指導者がいることは、物事を上達させるにあったって非常に有利になります。

センスが良かったり、なんだかんだで元がいい、みたいなタイプの人であれば独学で何とかなってしまうのかもしれませんが、

短期間で効率的に上達させたいのであれば、指導者がいた方が早く目標に到達すると思います。

やってはいけない反復練習とは?

一生懸命やっているつもりでも、大半が無駄になってしまう、そんな反復練習もあります。

それは、

「反復練習がただの作業になっている」

ということです。

例えば、英単語を覚えるときに、目はスペルを追っているけれど、頭の中では自分の好きな音楽が流れていたら全く意味がありません。

ノートに100回「apple」と書いていても、その時間に好きなゲームのことを考えていたら、残念ながらappleという単語が脳に入ってくることはないでしょう。

やってる「風」というのは、どうしても身に付きにくいです。

物事に取り掛かっている時は、それだけに集中するようにしましょう。

インターリーブ学習をやってみる

インターリーブ学習とは「何かを学習するときに敢えて他の分野を挟み、変化をつけながら行う学習法」のことを言います。

簡単に言うと、同じことばかりやるのではなく、ランダムに取り組みましょうということなんですね。

この学習法の良いところは、反復練習に比べ集中力が増し、脳に定着しやすくなることです。

確かに反復練習だと、自分で着眼点を変えながら行わないと、何の変化も発見もない怠惰な練習になってしまいますが、

このインターリーブ学習は取り組む物事を変えてしまうので、それだけでも脳が新鮮さを味わうことができます。

よって、こうした学習法も取り入れていくとより一層効果が高まっていくと思いますよ!

今回の内容のまとめ

以上、反復練習のコツをお伝えしていきました。

反復練習を制する者が望む結果を手に入れます。

初めは思うようにいかなくても、ここで述べたポイントを踏まえて行っていけば徐々に精度が高まっていきますので、

必要以上に思いつめずにやっていただければと思います。

また、独学で字を学ぶ場合はこちらの記事に載せている「ペン字練習帳」がおすすめです。

 

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こんにちは! 清晏(せいあん)です。 これからペン字を独学で練習していきたいという方の中には、「何を準備したらいいのかなぁ?」と悩まれている方がいるのではないでしょうか? そんな方々には「ペン字練習帳」がおすすめです。 ペン字練習帳とは、お...

 

ペン字練習帳は自分で練習計画を組み立てなくても、効率的な練習ができるような構成になっているのが特徴です。

正しい練習を繰り返すことで、最短で上達していけるようにしていきましょう。

 

それでは、今回はこの辺で!

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