こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今回は
字を丁寧に書く5つのコツ!ペン字の練習をしてもうまくならない方へ【注意点あり】
というテーマでお送りしていきます。
字を丁寧に書くためにはどうすればいいの?
字を丁寧に書こうとしているけど、うまくなってない気がする…
というお悩みを抱えている方に読んでいただきたい記事となっております。
「字を丁寧に書く」ためには、「丁寧」の意味する内容と、具体的な手法を知ることが大切です。
そこで、この2つの部分を掘り下げながら、お話していきますね^^
【はじめに】「丁寧に書く」とはどういうことなのか?
【不十分な前提】丁寧に書く=ゆっくり書く
字をきれいに書くためには、ゆっくり書くことが必要条件にはなりますが、これだけでは不十分です。
なぜなら、いくらゆっくり書いたところできれいな字やきれいな字を書くコツを知らなければ、うまくない字が生産され続けることになるからです。
【良い前提】丁寧に書く=きれいな字を書くための知識と手法を身につける
字を丁寧に書きたい理由は、きれいな字や読みやすい字を書きたいからだと思います。
とすれば、意識するのは「きれいな字を書くための知識と手法」を身につけることです。
【大前提】自分の想像ではなく、事実を書く
きれいな字を書けない人は、「多分この字はこう書くだろう」という想像で書いてしまっていることがほとんどです。
きれいな字を書くためには、自分の脳内にある字のイメージは信用せずに、手本に書いてある事実(字形、とめ、はね、はらいなど)をそのまま書いていくことが大切です。
コツ1:手本の「字形」を模倣して書く
手順1:練習ノートの正方形のマスに補助線を引く
漢字ノートやペン字練習帳などを使用する場合は、正方形のマスの中に字を書いて練習していくことになりますが、書く前に補助線を引くことをおすすめします。
理由は、マスのどこに字の点画を配置するか分かりやすくするためです。
縦の中心線、横の中心線だけでなく、マスの対角線も書き入れると、字形を把握しやすくなります。
中には、「米字格ノート」と言って、あらかじめ対角線を入れてくれているノートもあります。
手順2:手本の字にも補助線を書き入れ、部位別に図形で囲む
次に、お手本の字にも補助線を入れ、字を構成している部位をそれぞれ図形で囲んでいきます。
上の写真の「気」という字を例に挙げると、「メ」と「それ以外」の部分に分けて図形で囲みます。
「メ」の部分は「台形」のような形をしており、「それ以外」の部分は「平行四辺形」のような形をしています。
このように、それぞれの部位の外枠を囲み、図形化することで字形を把握しやすくなります。
手順3:書き込んだ情報を元に、模倣して書く
手本の分析を終えたら、それを元に自分の手で字を再現していきます。
字を書き終えた後は、手本と自分の字の相違点をあぶりだして、再度分析をしていきます。
気づいたことは、自分の書いた字や手本に書き込んでいきます。
自分の言葉で気づきを書き込むことで、自分が理解しやすいお手本に変えていくことができるからです。
この繰り返しを行っていくことで、着実に上達していくことができます。
コツ2:手本の「とめ・はね・はらい」を模倣して書く
「とめ・はね・はらい」を明確に書くことで、字にメリハリが出ます。
一画一画、とめるのか、はねるのか、はらうのか、そして、その程度はどのくらいなのかを確認しながら書いていきましょう。
コツ3:手本の字の「大きさ・バランス」を模倣して書く
例えば、漢字よりひらがなのほうが小ぶりに書きますし、「大」のような左はらいと右はらいがある字は、右はらいの方が長くなることが多いです。※「会」のように、左はらいの方が長い字もあります。
このように、字の大きさや点画のバランスを意識して書くことも大切です。
コツ4:インクが濃いボールペンを使う
強い筆圧が必要なボールペンやインクが出にくいボールペンを使うと指や手首に余計な力が入って疲れてしまいます。
綺麗な字を書くことが目的なのに、インクを絞り出して書くことに意識がいってしまっては本末転倒です。
特に、油性ボールペンなどはものによってはインクがダマになって出てきたり、滑りが悪かったりするので、書きやすいものを選ぶ必要があります。
ちなみに私は基本的には水性ペンやゲルインクボールペンを使っています。
ちなみに私は、普段サラサボールペンを使用しています。
紙を手で擦ってしまわないように注意が必要ですが、書き心地が滑らかで余計な負荷をかけることなく、楽に綺麗な字を書くことができます。
コツ5:最適な練習環境を選択する
人間は、自分が思っているよりも無意識に、周りの環境に影響されながら生きています。
この世の全ての文字が、書写の教科書の字で書かれていれば、さぞかし国民のペン字スキルは向上するのだろうな…と思うのですが、
現実は、小中学生の頃から印刷活字の「漢字ドリル」を使って「書き取り」をしています。
勿論、「漢字ドリル」も「書き取り」という宿題も、字を綺麗に書く為というよりは、漢字を覚え、反復学習させることが目的なので、それ自体を批判したいのではありません。
ただ、字を綺麗に書きたい人にとって、綺麗な字が身近に溢れていないということは不利な環境に身を置いているのと同じなのです。
だからこそ、「字を綺麗に書けるようになりたい!」と望むのであれば、綺麗な字にいつでも触れられる環境を自ら作ることが大切です。
幸い今の時代は、通信教育、オンライン授業、YouTube、市販のペン字練習帳など、様々な選択肢が用意されています。
つまり、理想の環境を手に入れやすい社会になってきているということです。
字を練習するにしても、
1.ペン字・書道教室に通う
2.通信教育を受ける
3.オンラインで授業を受ける
4.お手本やペン字練習帳を買って独学する
というように、幾つかの選択肢があります。
自分が求めているレベルまで、自分の能力を引き上げてくれる環境に身を置くことが、成功への近道です。
【注意点】独学にこだわりすぎない
勉強と同じく、最後は独学できる人が一番成長できるので最終的には自分の眼と腕で学べるようになるのがいいのですが、ペン字や書道の初心者の方が独学で学ぶことにこだわり過ぎると、目標に到達するまでにかなり遠回りしてしまう可能性があります。
私が初心者の独学が難しいと感じているのは、環境要因で大きなハンデがあるからです。
特に最初は、自分の字が向かう方向性や、練習の指針などを固める重要な時期なので、最初にどのような知識を頭に入れるかが大切なのです。
※このサイトでは、独学をする力も重要視しているので、独学する方法やペン字の無料コンテンツを活用するコツも記事にして投稿していきます。
独学するということは、改善ポイントを全て自分で見つけていかなければならないので、お手本の着眼ポイントが的確で洞察力がよほど高くない限り、難しいです。
初心者で独学する方は正解をよく知らないまま、手探りで練習していくことになるので、先生に習っている人と比べても、入ってくる情報量と質が全く違ってきます。
一度、独学に挑戦してみて、
★自分だけで練習しても上手くならない
★いくら字の情報を得ても、今の自分ではこの壁を越えられない
と感じる方は、思い切って教室に通うなどをして、先生から教わることが大切だと思います。
それが1番の近道で、時間を無駄にしない方法です。
今回の記事のまとめ
以上、
字を丁寧に書く5つのコツ!ペン字の練習をしてもうまくならない方へ【注意点あり】
というテーマでお送りさせていただきました。
字ではないですが、私はトンチンカンなことをして行き詰っていた時に正しい方法に出会い、「こうすれば良かったのか~」と思わされた経験があります。
そういうときって、正しいやり方を吸収しようという意気込みが普段とは大違いなんですよね。
(今まで失敗した分を取り返そうという気持ちが強まるからですかね;^ω^)
というわけで、今までうまくいっていなかった方も、
この機会に練習法を見直して再スタートを切っていきましょう!
それでは今日はこの辺で^^