こんにちは!
清晏(せいあん)です。
今回から、実践編として、ひらがなの書き方をレクチャーしていきます。
ひらがなは日本人にとってベースとなる文字なので、ひらがなが綺麗に書けるようになるだけでも、手書き文字全体の印象はアップします。
ということで、まずは「あ行」から解説していきたいと思います!
①「あ」の書き方 ~3画目の「折れ」と「曲線」に注意しよう~
「あ」は「安」という字からできています。
1画目の起筆(きひつ:書き始め)は左上の斜線上からです。
縦の中心線をまたぎ、やや右上がりに書いてください。
2画目は縦の中心線の上から始まります。
この時、マスの上部に余白(よはく:マスと字の間のすきま)を作ってください。
3画目は右上の斜線の少し上から始めます。
マスの中心の下をくぐり、左下の斜線の下を通っていきます。
「折れ」のところでは、左下の斜線をまたいで上に行ってください。
軽く止めた後、次は曲線を書いていきます。
横の中心線を上回るように、大きく曲線を書いていきます。
曲線の「山」は2か所に作ってください。(ふたつの「•」の部分です。)
最後、少し長めになるように払います。
②「い」の書き方 ~2つの画は平行を意識する~
お次は「い」です。
「い」は、「以」からきています。
字形は横長の長方形に収まるようにしてください。
1画目は横の中心線の上から始まります。
1画目のハネは、2画目に繋がる意識で書いてください。
2画目の起筆は1画目の起筆より、やや高い位置からになります。
2つの画は平行になるように意識してみて下さい。
また、2画目は1画目に比べて、短くなります。
③「う」の書き方 〜縦長の長方形〜
続いて「う」です。
字源は「宇」ですね。
「う」は縦長の長方形に収まるように書きます。
2画目は左上の斜線より、更に左から書き始めます。
縦の中心線より右側へ行ってから、下に向けて緩やかに曲線を書きます。
(すると、図のように中心線と曲線の間に余白ができます。)
また、右側の縦ラインはそろえるようにしましょう!
④「え」の書き方 〜二等辺三角形をイメージしよう〜
今度は「え」です。
「衣」が字源です。
1画目の書き始めは縦の中心線上です。
2画目は横の中心線の少し上から書き始めて下さい。
また、1画目と2画目の間は余白を作りましょう。
1回目の転折(てんせつ:線の方向を変えるために折れるところ)に向かって、右上の斜線にギリギリ触れないくらいまで、線を引っ張ります。
転折の後は、左下の斜線の少し下を目掛けて書いていきます。
2回目の転折後は、横の中心線を目掛けて書きます。
その時に横の中心線と曲線の間に余白を作りましょう(○の部分ですね。)
そして、最後は右側の赤の点線ラインを越えるまで、線を引っ張ってください。
⑤「お」の書き方 〜四角形を意識しよう〜
最後に、「お」になります。
字源は「於」です。
1画目の起筆、2画目の転折は左ラインがそろいます。
2画目の曲線、3画目の終筆(しゅうひつ:書き終わり)は右ラインがそろいます。
また、1画目の終筆は縦の中心線に触れます。
2画目の終筆の下に余白を作ってください。(○の部分です。)
⑥今回の記事のまとめ
以上、あ行の書き方を解説しました。
どうだったでしょうか?
「思ったより簡単!」と思った方もいれば、「気をつけるところが多いなぁ…。」と感じた方もいるかもしれません。
字は練習を始める前に、そもそもの字形を知るところからスタートする必要があります。
始めは少し大変かもしれませんが、やっていくうちに意外と楽しいと思えたり、慣れてきて苦ではなくなったりしていくので心配しなくても大丈夫です。
自分のペースでじっくり練習していきましょう。
次回は「か行」の解説をする予定です!
それでは、また^^。