こんにちは!
清晏(せいあん)です。
皆さんは、無性に文字を書きたくなったり、ノートにきれいな字を書きたくなったりすることはありますか?
私は、20年以上ペン字や書道をたしなんできましたが、文字を書き綴ったり、きれいな字を書こうと意識したりすることは脳や心をスッキリさせる効果があるように感じています。
そこで今回は、私の実体験を踏まえつつ、
1.字をたくさん書き綴ることによる変化(思いついたことを書き留めていく)
2.きれいな字を書こうと意識することによる変化(ペン字・書道など)
の2つから得られた内面の変化を3つお伝えしたいと思います。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”h3″ list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]【ストレス解消】脳と心のデトックスができる
現代社会は物理的にも精神的にもストレスにさらされやすい環境にあります。
例えば、デジタル化が進んで仕事効率が良くなった一方で、目や頭を酷使することで肩こりや頭痛を発症することもあります。
また、価値観が多様化する社会の中で、様々な人の考えを受け止めようとしすぎて、心が時代の変化に追いつかず、ストレスをためてしまう人もいるかと思います。
そんな時、「手書き文字を書く」という行為は心身に溜まったストレスを吐き出させてくれます。
【ストレス解消法1】頭に浮かんできたことをひたすらノートに書く
人は悩んだり、考えたりしているように見えて、反芻思考(同じようなことを何度も思い出すこと)をしていたり、9割方、昨日と同じ思考や行動を繰り返しているといわれています。
頭の中だけで考えていると、脳内に言葉がスピーディーに流れては消えるを繰り返すので、脳疲労が起こりやすいです。
しかし、手で文字を書いていると、思考スピードが手書きのスピードに合わせるようになるので、頭の回転率をセーブしてくれます。
また、セーブする分、つづられていく言葉1つ1つに向き合えるようになるので、自分の思考パターンや考え方の癖、内面のコンディションなどを丁寧に分析・観察することができます。
【ストレス解消法2】ペン字や書道の練習をする
ペン字や書道は、お手本から字形や線質など、様々な情報を汲み取って書くことに集中するので、自然と雑念から解放されていきます。
字を丁寧に書くことで呼吸が整い、心も脳もクリアな状態になっていきます。
集中力を高める
文字を書き綴るときは「内面」に意識が集中する
頭に浮かんだことを取り留めもなく書いていると、書いている言葉に対する考えや感想が湧き出やすくなるので、違和感や本音に気づきやすくなり、自分の心を正直に表現できるようになります。
特に、落ち込んでいるときやモヤモヤしたときに書き綴っていると、自分では意識していなかったところに、悩みの根本原因があったことに気づかされるなど、無意識の領域にまでアクセスしやすくしやすくなります。
ペン字や書道は集中力が高まる
字を書いているときは、「ペン先・穂先」に、字を書き終えた後は、お手本と自分の字を見比べて分析をすることに意識を集中させます。
このように、字の練習は自分の字と向き合ったり、お手本を分析したりして、ひたすら試行錯誤する職人的な要素があります。
1つのことに没頭できるため、自然と集中力が高まっていきます。
言葉の効果で脳が活性化したり、心が整ったりする
頭に浮かんだことを書きつづると、創造性が高まる
頭に浮かんだことを書いていくと、自分の思考回路の癖に気づいたり、急に良い発想が生まれたりすることがあります。
私自身も、常日頃から、考えたことや思ったこと、思いついたこと紙に書き綴っているのですが、そうすることで自分にとって必要な答えが頭に降りてくるようになります。
自分の好きな言葉を書くことで、心が落ち着く
私は、字の練習をするときは、その日ごとに書く文字と字体を数種類決めてから書き始めています。
大体は禅語や四字熟語、季節の言葉などから選んで書いていますが、書く言葉から受ける精神的な影響は大きいように感じています。
その日の気分に合わせて書きたい字を決めることは、自分の心を整えることにつながります。
手書きの習慣はメリットがいっぱい
手で文字を書くことは、タイピングに比べて非効率ですが、時間がかかるからこそ、思考の速度が落ち、じっくりと自分の考えや文字に向き合うことができます。
普段から目まぐるしく、頭を働かせてしまう人は、いったん立ち止まり、頭と心を整理する時間を設けてみるのもいいかもしれません。
そうすることで、結果的に自分の望む結果を得られやすくなるということもあるからです。